障害者の絵を魅力に
2020-10-13 10:00:09
障害者が描く絵が商業デザインに!新たな挑戦の始まり
●新たな挑戦の幕開け
2020年10月17日(土)から、東京都八王子市にある障害者就労継続支援B型事業所「NPO法人しあわせのたね」による、障害者が描いたイラストを活用した商品が初めてクラウドファンディングで販売されます。これまでも福祉事業に触れてきた方々にとって、この試みは非常に新鮮であり、また障害者の持つ独自の視覚世界を身近に感じることができる貴重な機会となります。
このプロジェクトは、障害者の利用者3名をイラストレーターとして迎え、地域の職人や作家と協力して衣食住をテーマにしたさまざまな商品を開発。役立つだけでなく、デザイン性の高い商品によって、日々の生活を彩ります。たとえば、帆布を使用した丈夫なトートバッグや、八王子市の優れた職人たちが手掛けたお茶菓子ギフトセット、さらには飾って楽しむためのインテリア品など、バリエーション豊富な商品が揃っています。
●絵を用いた商業デザインの意義
このプロジェクトは、障害者の絵を商業デザインに昇華させ、そこから得た利益の一部を障害者や福祉施設に還元することを目指しています。障害者福祉の課題である低賃金の改善に取り組みながら、利用者に対して正当な対価を支払う仕組みを築くことは、本人たちの自信にもつながります。さらに、売上の一部が福祉施設や制作に関わったクリエイターに還元され、持続可能なビジネスモデルの構築が期待されています。
この活動を通じて、障害者の表現力や創造性を多くの人に伝え、彼らの価値を再認識してもらうことです。また、福祉市場全体の活性化を図り、障害者が自立した生活を送る手助けをすることが重要です。このプロジェクトは、障害者の持つ潜在能力を引き出す絶好の機会となるでしょう。
●信頼を築くデザインチーム「想造楽工」
当プロジェクトは、株式会社ニューモアの代表であるYORIKOによって立ち上げられました。彼女の家族には重度の発達障害者がおり、その関わり方を模索していた中で、福祉施設が運営するカフェの内装デザインを手掛ける機会がありました。利用者による「独創的でユーモアあふれる絵」が、その店舗デザインに大いに役立つことを考え、障害者と協働するデザインチームを結成しました。
このチームは、これまでであまり光が当たることのなかった障害者の才能を広めることが目的です。障害を超え、彼らが「好きなこと」を仕事にできる選択肢を増やし、共生社会の実現を模索していきます。利用者とデザイナーが共に創り上げるプロダクトは、単なる商品以上の深いメッセージを持っています。障害者の視点がもたらす新しい価値を、ぜひあなたも体感してみてください。
●未来を見据えた共生社会の実現へ
「好きなことを仕事にしていく挑戦」を誰もが実現できる社会を目指し、今回のプロジェクトは大きな一歩となります。障害者が持つ独自の世界観や技術を広めることで、より多くの人々にインスピレーションを与え、共生がどうあるべきかを考えるためのきっかけを生み出したいと願っています。この取り組みを通じて、社会全体の障害者への理解と支援が深まることを期待しています。ぜひ、クラウドファンディングでの購入もご検討ください。
会社情報
- 会社名
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株式会社ニューモア
- 住所
- 東京都八王子市千人町2-16-1丸神ビルB305
- 電話番号
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080-7734-2362