鈴与シンワートと白馬交通の新たな取り組み
長野県の有限会社白馬交通が株式会社鈴与シンワートの「運転前アルコールチェック&検温クラウドサービス『あさレポ』」を導入し、業務効率化に成功しました。この導入により、業務負荷が軽減され、さらにバス協会の訪問審査でも高い評価を受けたとのことです。今回は、この「あさレポ」の特長と実際の導入効果を詳しく見ていきましょう。
あさレポ導入の背景
「旅客自動車運送事業運輸規則の一部改正」が2024年4月1日より施行されることを受け、白馬交通はその対応策を模索していました。最初は、PCにWEBカメラを接続してオンライン会議用のツールを使った動画撮影による点呼を実施していましたが、1日あたり7~9人のドライバーを点呼するには手間と時間がかかりすぎました。
そこで、他社から「あさレポ」を紹介され、操作の簡単さから導入を決めました。白馬交通の代表取締役有角秀樹氏は、デモ体験を通じての直感的な使いやすさに感銘を受け、トライアルを経た後に5月末に本格導入しました。
あさレポの特長
1.
初期費用が無料: 初期投資がかからず、導入のハードルが低い。
2.
従量課金プラン: スポットドライバーに適用できるため、必要ないコストを削減。
3.
多機能性: アルコールチェックだけでなく、点検記録や体調管理も可能。
4.
操作の分かりやすさ: アプリのインターフェースが直感的で簡単。
5.
対面・遠隔で同様の操作: 実施形式を選ばず一貫した運用が可能。
6.
データ管理の効率化: クラウドサーバによって、いつでもデータの確認ができる。
導入後の効果
あさレポを導入した結果、従来の手書き記録簿が不要になり、紙媒体の管理が軽減されることとなりました。以前は事務所に出なければ確認できなかった点呼記録も、外出先からリアルタイムで管理者が視認できるため、利便性が向上しました。さらに、点呼にかかる時間も従来より大幅に短縮され、業務のスピードが増しました。
最近のバス協会の訪問審査においても、「あさレポ」の内容を説明すると、関係者から高い評価を得ることができたといいます。これは、テクノロジーを活用した効率性と安全性の向上が評価された結果と言えるでしょう。
あさレポのビデオ点呼機能
さらに注目すべきは、「あさレポ」が提供するビデオ点呼機能です。この機能により、ドライバーは専用アプリを通じて遠隔で点呼に応じることが可能となります。管理者は視覚と聴覚の両方からドライバーの状態を確認でき、より確実な安全確認が実現します。また、ビデオ通話の記録はクラウドに保存されており、いつでも確認ができるため、透明性とトレーサビリティが確保されています。
最後に
鈴与シンワートの「サスティナブルな運転管理」を実現するための「あさレポ」は、白馬交通の業務改善を手助けし、効率的で安全な運行管理を実現しています。今後の運送業界においても、同様のテクノロジーの導入が進むことが期待されています。詳細な情報は、鈴与シンワートの公式サイトで確認できます。
鈴与シンワートの公式サイトへ
今回の事例は、運転業務における新たなスタンダードとなりうる可能性を秘めています。