SDGs宣言の取り組み
2022-09-16 17:16:52
SDGs宣言で地域と環境を守る空調設備企業の取り組み
SDGs宣言策定に向けた背景
岩手県に拠点を置く空調設備業界の企業は、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを発表しました。この企業の創業者である村松幸雄氏は、地元の豊かな自然環境に強い興味を抱き、創業当初から環境への配慮を忘れずに事業を営んできました。特に、フロンや吸収液の適切な処理に注力し、地球環境の保護に努めてきたのです。
2015年に社長が村松守氏に代わってからは、環境を守るためのさまざまな新しい施策が導入されてきました。特に注目すべきは、社内での省エネ診断士の育成や、顧客向けに実施される法令セミナーの開催です。これらの活動を通じて、企業の環境意識を高め、地域社会にも貢献しようと日々努力しています。
環境保護業務と働き方改革
さらに、働き方改革にも積極的に取り組んでいます。社員が働きやすい環境を整えることは、企業の生産性向上にも寄与します。また、社内のデジタル化(DX)が進むことで、業務の効率化が図られています。こうした取り組みは、岩手県内の人材不足の問題にも対抗するための重要な要素です。
主な受賞歴
これまでの努力が評価され、同社は2018年の「岩手県働き方改革AWARD2018個別プロジェクト賞」や、2019年の「全国中小企業クラウド実践大賞 奨励賞」を獲得しました。さらに、いわて女性活躍認定企業としての認定も受けており、自社の取り組みが県内外に広がっていることを示しています。
SDGs宣言の完成とその影響
今回のSDGs宣言の策定に関して、会社のこれまでの活動を輝かせる場となりました。環境、雇用、そして人材育成を一つの宣言書に記し、企業理念の「地域と暮らしに無くてはならない企業」としての姿勢を示したのです。この宣言が浸透することで、今後一層の取り組みが期待されます。
この成果は岩手銀行のプレスリリースにも取り上げられ、周囲の企業からも関心や賛同を寄せられています。社員の間では、宣言内容が簡潔にまとめられているため、自社の取り組みを理解しやすく、好評を得ています。各部門でもこのSDGsテーマに基づく具体的な計画が進行中です。
今後の展望
今後は、自社のウェブサイトにSDGsに関する詳細な情報を掲載し、企業活動を地域社会に広く知らせる方針です。特に、SDGsに関心を持つ若い世代へのアプローチにも力を入れ、人材育成にも貢献したいとのこと。
この宣言は、空調設備業界が持続可能な発展を目指し、地域社会とともに進化していくための新たな一歩となります。環境と人材の両面を大切にした企業の姿は、多くの企業にとっても手本となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
信幸プロテック株式会社
- 住所
- 岩手県紫波郡矢巾町広宮沢7-303
- 電話番号
-
019-697-7200