新たな起業支援プログラム『M&Axion』始動
スタートアップエコシステムが活性化する中、短期のM&Aを通じて起業家をサポートする新たなプログラム『M&Axion(エムアクション)』がスタートしました。目指すは、事業立ち上げから売却までの一連のプロセスを経験し、実践的な経営能力を養うことです。
パートナーシップの背景
このプログラムは、東京都渋谷区に本社を置くBeyondge株式会社と、東京港区のM&Aキャピタルラボとの共同プロジェクトです。Beyondgeはスタートアップの創出と大企業の成長戦略を手掛け、M&Aキャピタルラボはスタートアップに特化したM&A仲介サービスを提供しています。両社の強みを組み合わせることで、起業家にとって理想的な支援を提供しています。
起業家支援の必要性
現在、日本国内ではスタートアップ支援プログラムが増加傾向にありますが、長期的な資金調達やIPOを目指すものが主流です。そのため、短期M&Aに特化した支援はまだ少ないのが実情です。特にリスクが伴う初回起業においては、短時間でイグジットを目指すことに大きな意義があると考えています。このプログラムに参加することで、起業家は短期間にリアルなビジネス経験を積み、次なる挑戦へ向けた自信をつけることが期待されます。
プログラムの構成
『M&Axion』では、起業家が事業アイデアを構築する初期段階からM&Aを目指す戦略を設定し、その実現に向けた詳細なサポートを行います。具体的には以下の支援内容があります:
1.
M&Aを前提とした事業戦略の策定支援
事業アイデアを基に、市場動向や買い手ニーズを踏まえた事業モデルを設計します。
2.
事業運営・収益化・組織構築の伴走支援
収益性や成長性に配慮した運営支援をフェーズごとに提供します。
3.
売却戦略~ディール実行までの一貫した支援
売却シナリオの策定からデューデリジェンス、企業価値評価、買い手候補のマッチングまでカバーします。
このプログラムは、起業準備から運営、最終的な会社譲渡まで、約1.5年から3年にわたって提供されます。初めて起業を目指す学生や社会人を対象としており、参加者は実践的な知識と経験を通じて次世代のシリアルアントレプレナーを育成することを目指しています。
参加者の声
東京大学の学生である石井氏は、「社会の課題に真正面から向き合い、人々の生活を変える価値を創造するために、この挑戦に臨みます」と語ります。一方、同じく東京大学の小林氏も「このプログラムは新たな挑戦であり、成功を目指して頑張ります」と意気込んでいます。
今後の展望
BeyondgeとM&Aキャピタルラボは、『M&Axion』を通じて日本におけるM&A駆動型スタートアップ創出のリーディングプラットフォーマーとなることを目指しています。将来的には、ここで得た経験をもとに、次世代の起業家たちが日本のイノベーションを牽引する存在になることを願っています。
詳しい情報や参加方法は、公式サイトをご覧ください:
M&Axion