新たな振袖の挑戦
2026-02-11 10:37:33

振袖店の新たな挑戦-問屋仕入れを辞めた理由と成功の秘訣

振袖店の新たな挑戦



振袖の業界では「どのお店を見ても同じようなデザインばかり」と指摘されることが少なくありません。成人式の展示会を訪れた人たちが共有するこの感想は、実は意外と多くの店舗で共通のある現象です。振袖の仕入れは、特定の問屋やメーカーに依存しているからです。私たちの店舗もかつてはその一員でした。

問屋仕入れを辞める決断



振袖店の問屋仕入れには、確かに多くのメリットがあります。たとえば、人気のデザインを仕入れることで、売れ筋が明確になり、在庫リスクも抑えられます。また、接客に関するマニュアルも容易に作成できるため、経営の安定性も確保しやすいのです。しかし、私たちはその安定性を捨て、「他店にはない振袖を作りたい」と強く感じるようになりました。

特に、お客様からの「この振袖は他の店にもあるよね?」という言葉が、私たちの心に響きました。この一言は、私たちが持っていた違和感を現実のものとしたのです。そこで私たちは、問屋・メーカーからの仕入れを完全にやめ、オリジナル振袖に全力を注ぐ決意を固めました。

もちろん、周りからは不安の声が上がりました。「リスクが高い」「原価が上がる」「経験がないのにうまくいくわけがない」と。周囲からの反対意見を押し切る形での決断でした。

オリジナル振袖制作の現実



オリジナル振袖制作は想像以上に難航しました。たくさんの図案を描き直し、配色は微妙な調整を繰り返しました。生地や金彩、刺繍の選定には専門職人との意見の衝突もあり、一着を完成させるためには多くの時間とコストを費やさなければなりませんでした。販売が成功する保証もなく、正直なところ、何度も先行きが不安になりました。

その中で振袖の概念を変えるデザインも取り入れてみましたが、それに対する市場の反応はどうなるのか、全くの不明でした。しかし、そんな中で得られたある瞬間が、私たちの運命を変えました。

想定外の変化



展示会の初日に、あるお嬢様が振袖を見て「これ、ここにしかないんですよね?」と尋ねました。その瞬間、彼女の目は輝き始めました。カメラで何枚も写真を撮り始め、家族と相談をし始める姿が見受けられました。彼女は他のお店の振袖を見ることなく、私たちのブースに夢中になっているようでした。これこそが、私たちが求めていた状態です。彼女にとっての「特別な一着」に変わったタイミングなのです。

価格競争からの脱却



オリジナル振袖に切り替えた結果、最も大きく変わったのは「価格に関する会話」でした。以前は「もう少し安くなりますか?」や「他店ではこのくらいの価格です」といった交渉が必ずと言っていいほどありましたが、それがほとんど無くなったのです。その理由は、比較すべき振袖が他に存在しなかったからです。

物語と体験の提供



私たちは、振袖そのものを販売しているのではなく、体験や物語を提供しているという気付きがありました。デザインの背景や制作に込めた想いを伝えることで、振袖は単なる商品から特別な一着へと変わります。このような価値を感じたお客様が増えるなかで、指名来店も増加しました。「この振袖を見たくて来ました」という声が、多く聞かれるようになったのです。

まとめ



振袖店の新たな挑戦は、業界の常識にとらわれず、リスクを取ることで得られた変化でした。安易に問屋から仕入れるスタイルは楽かもしれませんが、それでは本当の意味での価値は生まれません。成人式の振袖は、本人の人生の記憶に残る特別なものであるべきです。私たちは、これからも「あなたのための一着」を大切に作り続けます。


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会社情報

会社名
一般社団法人ベストオブミス
住所
東京都新宿区新宿6-29-27コンフォリアイーストサイドタワー15129
電話番号
03-3208-1611

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