アークランズ・カインズの共同配送の実施について
アークランズ株式会社と株式会社カインズの両社は、2026年2月11日から近畿・東海地方の特定地域で共同配送を開始します。この取り組みは、物流業界が抱える人手不足や時間外労働の上限規制に対応するための一環であり、安定した商品供給と物流の効率化を目指しています。
物流の背景とニーズ
最近、物流業界においては人手不足が深刻化しており、多くの企業が配送に関する課題を抱えています。加えて、労働時間の制限が厳格に定められる中で、従来の配送体制だけでは適切な商品供給を維持することが困難になっているのです。このような背景から、アークランズとカインズは共に協議を進め、輸送の効率化だけでなく環境負荷の低減にも注力し、より強靭なサプライチェーンの構築を目指しています。
共同配送の内容
今回の共同配送においては、アークランズとカインズが各社の物流センターから自社店舗に商品を配送した後、復路は従来の空車で戻るのではなく、他社の物流センターで積載した商品を持ち帰る形に変更します。これによって、トラックの利用効率が向上し、無駄を削減することが期待されています。具体的には、アークランズ猪名川センター(兵庫県猪名川町)とカインズ桑名流通センター(三重県桑名市多度町)が中継拠点となり、運送会社と連携をすることで円滑な配送が実現します。
環境への配慮
この共同配送の実施により、年間約34.1トンのCO₂排出量削減が見込まれています。これは、トラックの空車便が減少することで、環境負荷を低減させる効果が期待されます。両社は将来的にはこの取り組みを拡大し、より持続可能な物流体系の確立を目指していく方針です。
企業概要
アークランズは、「ムサシ」や「ビバホーム」を展開し、生活に必要な商品とサービスを提供するホームセンター事業を中心にしています。一方、カインズは、全国に店舗を展開し、「くらしDIY」をブランドコンセプトに、生活を豊かにする商品やサービスを提供しています。両社が連携することで、顧客ニーズに合わせたサービスの向上が期待されています。
おわりに
アークランズとカインズの物流共同配送は、現在の物流課題に立ち向かい、業界全体の持続可能な発展へとつながる重要な第一歩です。顧客に対し「必要な商品を、必要なときに、確実にお届けする」という使命を果たすために、両社はさらなる改善に努めていくことでしょう。