宮本恒靖氏、ユーロ2024展望
2024-07-05 18:52:06

宮本恒靖JFA会長、WOWOW独占インタビュー!ユーロ2024準々決勝の見どころを語る!

サッカー欧州選手権「UEFA EURO 2024™ サッカー欧州選手権」(以下、ユーロ)は、グループステージ、そして決勝トーナメント・ベスト16の激戦を終え、ついにベスト8が出揃いました。

今大会は、戦後最年少の47歳で日本サッカー協会会長に就任した元日本代表主将の宮本恒靖氏が、WOWOWの独占インタビューに応じました。

インタビューでは、今大会のここまでの印象やベスト8の注目試合を展望しました。宮本会長は、今大会の印象について「いわゆるサッカー大国と言われている国が苦しんでいる印象です。ダークホースのような国がチーム一丸となって戦ってしっかり結果も出していますね。あとはスタジアムの雰囲気が素晴らしい。自分のチームを応援するたくさんのサポーターで溢れていて凄くいい雰囲気で行われているなと思って見ています。」と語りました。

ベスト8の注目カードとして、宮本会長は「スペインvsドイツ」、「ポルトガルvsフランス」の2試合を挙げました。「スペインvsドイツ」については、「スペインが押し込む一方で、ザネやムシアラらで幅を使って早く攻めるドイツという展開を予想しています。スペインはヤマルやニコ・ウイリアムズがサイドを攻略できるのか、押し込んだ展開の中で、ロドリのミドルシュートといった武器もあると思います。今大会ではファビアン・ルイスの2列目からのいい飛び出しも見られますし、スペインのいろいろな変化のある攻撃に対して、ドイツの守備陣がどのように対応していくのかを見てみたいと思います。」と分析しました。

「ポルトガルvsフランス」については、「ゆっくりした展開もあると思いますが、どこかでスイッチが入った時のスピード感というのはお互いのチームが持っているので、例えば後半の勝負どころでそういう応酬がみられると非常に醍醐味あふれる戦いが期待できると思います。」と期待感を示しました。

ポルトガルとフランスの個の強さについては、「どちらかというと個が際立っていますが、フランスはグリーズマンを中心にオーガナイズするところを意識しているように思います。ポルトガルはどんどん個を前面に出していくので、純粋に見ていて楽しいですよね。」とコメントしました。

クリスティアーノ・ロナウドについては、「(ベスト16・スロベニア戦での延長前半でPKを失敗後の)PK戦になった時にはしっかりと一人目で決めてしまうという、やはり彼のメンタルの強さを感じました。いろんな場面で叫んでいるところを見ると、今大会のロナウドはすごく気合いが入っているように感じます。何か特別な思いを持ってやっているのかなと見ています。」と、ロナウドの強い精神力を改めて感じている様子でした。

宮本会長は、日本のサッカーファンに向けて、「全ての試合のレベルが高いというのがユーロの特徴だと思います。戦術的にも見どころが多く、戦術マニアにとっても面白いと思います。今大会は素晴らしい攻撃の選手が揃っているので、それに対してどのようにディフェンスが抑えるのか、ゴールキーパーがどのようなセーブをするのかというところも見ていて非常に満足感がえられる大会だと思っています。」と、ユーロの魅力を語りました。

宮本会長のインタビューは、日本時間7月5日深夜に放送・配信する準々決勝の中継内でもたっぷりと紹介されます。ユーロで感じた現代サッカーのトレンド、そして日本サッカーの発展を見据えて、日本サッカー協会会長としてどのようにユーロを見ているのか、注目していただきたい。


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