ヘラルボニー、新たなアートの時代を牽引する経営体制を発表
株式会社ヘラルボニーは、アートの視点から経営を推進するChief Art Officer(CAO)を新設し、金沢21世紀美術館の黒澤浩美がそのポジションに就任したことを発表しました。また、新たにCOOには元ランサーズ取締役の曽根秀晶が任命され、さらなる成長と発展を目指して新たな歴史の幕開けとなります。
新しい経営体制の概要
このたび、ヘラルボニーは日本法人の経営体制を強化し、黒澤浩美氏がアートの専門知識を生かして、未来の企業戦略を描いていくことが期待されています。彼女は約18年間、金沢21世紀美術館のキュレーターとして、数多くの現代アート展覧会を手がけ、特に国際的なアート展での評価も高い人物です。
曽根氏は東京大学大学院を卒業後、マッキンゼーなどでのキャリアを経てランサーズに加入。経営戦略などの分野で豊富な経験を持ち、ヘラルボニーではダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DE&I)を推進しつつ、特にBtoB事業の拡大に貢献することが期待されています。
ヘラルボニーのミッションと成長
ヘラルボニーは「障害」のイメージを変え、すべての人がありのままに生きる社会の実現に取り組んでいます。現在、243名の知的障害のある作家との提携を結び、彼らのアート作品をIPライセンス化することで持続可能なビジネスモデルを築いています。
昨年度には売上高が前年比1.63倍に成長し、作家へのライセンス使用料の支払額は過去3年間で15.6倍に増加しています。これにより、より多くの作家が自身のアートで生活できる環境を提供し、多様性と社会的インパクトを広げています。
国際展開と新たな挑戦
また、今年7月にはフランス・パリに子会社「HERALBONY EUROPE」を設立し、現地企業との事業共創を目指しています。このグローバルな展開は、アートを活用した社会貢献の取り組みをさらに進化させるものであり、国際的な認知度の向上にも寄与するでしょう。
新設されたCAOの役割は、アートを企業戦略の核心に据えることです。黒澤氏は「アートの変革力で社会に新たな価値をもたらす」とし、作家ファーストの姿勢を貫きながら、多様性の価値を広めることを目指しています。
ヘラルボニーが目指す未来
ヘラルボニーは、社会性と経済性の両立を追求し、急成長を遂げるスタートアップ企業としての側面も持っています。このような新体制のもと、企業としての成長を促進し、アートシーンに新たな息吹を吹き込んでいくことが期待されています。
「ヘラルボニーが存在することで社会が変わった」と感じる方々の声に応え、これからも新たな価値を創出し続ける所存です。
今後の展開
ヘラルボニーは採用強化施策を取り入れ、幅広い人材を求めています。特にプロジェクトディレクターや事業企画担当など、創造的なメンバーを募集しています。詳細はヘラルボニーの公式サイトを参照してください。アートを通じた新たな価値を創り上げる仲間を歓迎します。
会社概要
関心のある方は、ぜひヘラルボニーのコーポレートサイトを項目よろしくお願いいたします。公式サイトではアートを軸にした様々な取り組みを知ることができます。