ケップルキャピタルが浜松いわた信用金庫と新たな出資を実施

ケップルキャピタルと浜松いわた信用金庫が手を組む

株式会社ケップルキャピタルが、浜松いわた信用金庫と共に事業承継ファンドを設立し、車のカスタマイズを手掛ける有限会社オグショーに投資しました。これは、地域経済の発展と企業の持続的成長を見据えた重要な一歩として位置付けられています。

組織の概要と目的

このファンド、浜松いわた事業承継1号投資事業有限責任組合は、ケップルキャピタルが運営し、浜松いわた信用金庫の支援を受ける形で2023年11月に設立されました。実際の投資はオグショーが初めてであり、ケップルキャピタルは地域の事業承継を促進し、企業のデジタル化や経営支援を通じて地域経済の強化を図っています。

オグショーの概要と事業内容

浜松市に拠点を持つ有限会社オグショーは、トヨタハイエースや日産キャラバンといった人気車種を専門にカスタマイズやオーダーメイドパーツを提供しています。遊び心を満たすトランスポーターの提供を通じて、顧客満足度の向上を目指しているという特長があります。この出資を通じて、オグショーのさらなる成長が期待されています。

出資の背景と今後の展望

オグショーの創業社長である小栗伸幸氏は、長年の経営の中で企業の将来的な成長を模索してきました。そんな中、浜松いわた信用金庫が新たにファンドを設立する旨を知り、そのビジョンを直接聞いたことで、ケップルキャピタルが最適なパートナーであると確信。同社の経営理念に共感し、出資を決定しました。

今後、ケップルキャピタルおよび浜松いわた信用金庫は共に、地域のビジネスの強化や持続可能な社会づくりに向けて尽力していく意向を固めています。これは単なる資本提供に留まらず、経営のノウハウや支援も含めた包括的なパートナーシップを築くことが期待されています。

ケップルグループの役割

ケップルグループは、「Create New Industries（新たな産業の創造）」をミッションに掲げ、投資に特化したさまざまなプロフェッショナルサービスを展開中です。ファンド運営における会計業務や株価算定、デューデリジェンスといったアドバイザリーサービスを提供し、企業の多様なニーズに対応しています。

特に、投資業務に特化したチームが整っており、資金調達や事業戦略の見直しを行う企業に向けた支援が充実しています。これにより、地域の企業がさらなる発展を遂げるサポートを行う基盤が整っています。

結びに

今回の出資は、ただの金融的な支援に留まらず、これからの地域経済や企業の健全な成長を促進する重要な局面を示すものです。浜松いわた信用金庫が果たす役割に期待が寄せられていると同時に、ケップルキャピタルによる持続可能な社会づくりへの貢献にも注目が集まります。オグショーは、今後も地域に愛され続ける企業を目指して邁進していくことでしょう。