株式会社STYZが主催するセミナーが2025年5月30日(金)に開催されます。タイトルは「シニア層・高齢者に優しい、世界のデジタル体験の最前線」です。このセミナーは、オンラインで行われ、参加は無料です。
近年、高齢化社会が進む中で、シニア層を含むさまざまな年齢層がデジタル技術を使用する機会が増えています。そのため、企業にとってウェブサイトやアプリの「使いやすさ」はますます重要な要素となっています。本セミナーでは、シニア層のデジタル行動の変容や、各国のアクセシビリティに関する規制についての情報を提供し、具体的な改善方法を解説します。世界各国で実施されている先進的な取り組みを通じて、今なぜアクセシビリティが求められているのか、またそれがいかにブランド価値や顧客ロイヤルティの向上につながるかを整理します。
セミナーでは、ウェブやアプリの開発・運用を担当している方々、アクセシビリティに関心を持つデザイナー、法改正に伴う企業対応を検討している経営者や管理職の方々、CSR活動やダイバーシティ推進に関心がある方々、障害者支援やインクルーシブデザインに興味を持つ方々にとって、非常に有意義な内容となっています。
登壇者について
登壇者はデザインスタジオCULUMUのCEO室室長、佐藤 徹氏です。佐藤氏は、SDGs、CSR、パーパスを軸とした企業向けコンサルティングや新規事業開発支援に豊富な経験を持ち、医療や福祉、文化・芸術継承などの分野でも活動を行っています。様々な分野における専門性を活かして、幅広い視点からクライアントの課題解決に取り組んでいます。
このセミナーの主催は、株式会社STYZとそのインクルーシブデザインスタジオCULUMUであり、オンラインにて開催されます。参加は無料で、事前の申し込みが必要です。申し込みはPeatixから可能です。詳しくは公式サイトをご覧ください。
アクセシビリティの重要性
近年のデジタル技術の普及により、ウェブサイトを通じた多彩なサービスが提供されています。その流れの中で、よりアクセシブルなウェブサイトの構築が求められています。2022年のデータによると、インターネットの利用率は全世代平均で84.9%に達しました。これに伴い、より多くの人々がウェブサイトにアクセスする機会が増えています。そのため、デジタルコンテンツのアクセシビリティはただの選択肢ではなく、必須の要素となってきました。
特に注目すべきは、2024年4月1日に施行される障害者差別解消法改正です。この改正により、すべての民間事業者には合理的配慮が義務化され、よりアクセシブルなウェブサイトを構築する必要性が高まっています。企業は、障害のある方に対して、アクセスのしやすい環境を提供することが求められています。これらの背景から、ウェブアクセシビリティへの対応は、企業の社会的責任(CSR)活動の一環としても重要視されています。
株式会社STYZのインクルーシブデザインスタジオCULUMUが提供するアクセシビリティサービス「CULUMUアクセシビリティ」は、企業のウェブサイトやアプリのアクセシビリティ対応を支援するためのクラウドベースのプラットフォームです。企業の担当者や制作会社が連携し、長期的なアクセシビリティ向上を目指します。このサービスによって、利用者のリアルな声を基にした課題の可視化や、必要な改善提案を専門家が迅速に行います。これにより、企業全体でアクセシビリティを持続的に高める仕組みが実現します。
高齢者や障がい者を含む多様なユーザーと共創し、インクルーシブなデザインを実現するCULUMUスタジオの取り組みは、今後のデジタル社会において重要な役割を果たすでしょう。このセミナーに参加することで、最新の情報や実践的なアプローチを学び、参加者自身の業務に役立てることができるでしょう。ウェブアクセシビリティに対する意識を高める良い機会ですので、ぜひご参加ください。