新たな賑わい拠点「TOUAMACHI KAIKAN」の誕生
岐阜県各務原市に、公共施設を民間活用した新しい複合施設「TOUAMACHI KAIKAN」が2024年の夏にオープンを予定しています。この施設は市の産業会館として利用されていた「各務原市東亜町会館」をリノベーションし、地域の賑わいを生み出す拠点として生まれ変わることになりました。
各務原市のプロジェクト背景
2023年3月、各務原市では「各務原市東亜町会館活用」に関する公募型プロポーザルを実施。これに応じて、株式会社OUR FAVORITE CAPITALが選ばれ、同年7月には市との間で10年間の市有財産貸付契約を締結しました。この契約によって、各務原市は豊かな都市環境の構築と地域の活性化を目指す新たな一歩を踏み出しました。
TOUAMACHI KAIKANでは、1階と2階の西側には複数のショップが入居し、2階の東側は大規模なイベントホールとして様々な催しが行われる予定です。そこでは、音楽ライブやマルシェ、トークイベント、展示会などが予定されており、地域の人々だけでなく、外部からの訪問者にも広く利用される予定です。
KAKAMIGAHARA A to Z PROJECT
このプロジェクトは、「KAKAMIGAHARA A to Z PROJECT」と名付けられ、地域との連携を強める目的で、株式会社OUR FAVORITE CAPITALと各務原市が協働で進めています。同プロジェクトでは、那加公園エリアを中心に全26個のコンテンツを展開することで、地域の回遊性の向上を目指しています。TOUAMACHI KAIKANはこのプロジェクト内で「B=Base(拠点)」としての役割を果たします。
人々がTOUAMACHI KAIKANを訪れることで、まちなかの店舗やイベントにも参加しやすくなる仕組みが構築されることでしょう。また、あらたにオープンする店舗やイベントも、このプロジェクトから広がる期待が込められています。
地域活性化のためのクラウドファンディング
TOUAMACHI KAIKANの改装資金を集めるために、岐阜・愛知地域のローカルクラウドファンディング「OCOS」でもプロジェクトが開始されています。支援者からの寄付を募り、改装に必要な資金を集めています。クラウドファンディングは2023年7月25日まで募集中です。
クラウドファンディングサイトはこちら
那加公園エリアの魅力
岐阜県各務原市西部に位置する那加公園エリアには、「各務原市民公園」と「学びの森」の2つの都市公園があります。毎年11月3日に行われる「マーケット日和」を中心に、多くの地域住民や観光客が集まる場所となっています。しかし、街の賑わいが少ないため、新規店舗の開業にも課題があります。
このような状況を打破するために始まったTOUAMACHI KAIKANプロジェクトが、地域の経済活性化に寄与することが期待されています。
まちなかウォーカブル推進事業
2024年度より、各務原市と株式会社OUR FAVORITE CAPITALが連携し、「まちなかウォーカブル推進事業」を開始します。この事業は、「居心地が良く歩きたくなる」まちなかを目指し、地域の公共空間整備を進めるものです。その中での社会実験や空き店舗活用を通じて、まちの魅力をさらに高めていく予定です。
まとめ
TOUAMACHI KAIKANは、ただの複合施設ではなく、地域の新しい経済圏をつくり出す重要な拠点として期待されています。各務原市民公園からのアクセスも良く、地域の人々にとっても魅力的な場所となることが見込まれています。
【TOUAMACHI KAIKAN】
〒504-0022 岐阜県各務原市那加東亜町106
JR高山線 那加駅より徒歩3分
名鉄各務原線 市民公園前駅より徒歩6分
駐車場:約50台
これからの各務原市における賑わいの中心として、TOUAMACHI KAIKANに注目です。