手塚治虫の名作がカラーでよみがえる
株式会社リットーミュージックの文芸・カルチャー関連出版レーベル、立東舎が手がける新刊『ブラック・ジャック ヒストリカル・カラー・ピーシズ』の発売が2024年11月15日に決まりました。この本は、日本の漫画界における巨星、手塚治虫の最高傑作「ブラック・ジャック」の新たな魅力を引き出す一冊になります。
色彩再現の魅力
本書は、過去に発表された「ブラック・ジャック」の短編エピソードを、原稿の通りに忠実に再現しています。特に色彩版であるこの新刊は、初出版時の4色や2色が忠実に再現されており、単行本では失われがちな色彩の美しさを再体験することができます。これにより、読者は手塚治虫の作品が本来持つ「本物」のオーラを感じることができるでしょう。
特徴的なコンテンツ
新刊には特別に「友よいずこ」というエピソードが原稿そのままの形で収録されており、手塚治虫の個性的な筆致を直接感じる貴重な機会を提供します。さらに、未使用のネームや、B・J(ブラック・ジャック)がゲストとして登場した他の作品の原画、直筆の絵コンテやシノプシスなども収録され、「ブラック・ジャック・アーカイヴス」として楽しむことができます。
資料的価値の高い解説
また、初出版と単行本版の違いや詳細な解説を提供する濱田髙志氏の解題も収められています。これにより、読者は作品の進化や変遷について深く理解することができ、資料的な価値も感じ取れるでしょう。
書誌情報
- - 書名: ブラック・ジャック ヒストリカル・カラー・ピーシズ
- - 著者: 手塚治虫
- - 定価: 6,600円(本体6,000円+税10%)
- - 発売日: 2024年11月15日
- - 発行: 立東舎/発売: リットーミュージック
- - 詳しい情報は こちら
手塚治虫のプロフィール
手塚治虫は1928年、大阪府豊中市で生まれました。1952年に漫画家としてデビューし、その後、連載漫画「新寶島」などを通じて戦後マンガ界に新しい道を開きました。また、1963年にはアニメーションの分野にも進出し、連続テレビアニメ「鉄腕アトム」でテレビアニメブームを巻き起こしました。彼は1989年に逝去するまで、数多くの名作を生み出し、日本の文化に大きな影響を与えました。
出版社の紹介
立東舎は、文学や漫画など多彩なポップカルチャーを紹介する出版活動を展開しており、近年も「乙女の本棚」などのシリーズや手塚治虫作品の復刻などで注目を集めています。
詳しくは立東舎の公式サイト
こちら をご覧ください。
この新刊『ブラック・ジャック ヒストリカル・カラー・ピーシズ』は、手塚治虫のファンはもちろん、新たに彼の作品に触れる方々にとっても価値ある一冊となること間違いなしです。