坂本龍一と高橋悠治を讃える特別プログラム「長電話」第4弾放送決定!
J-WAVE(81.3FM)では、9月28日(日)22:00から22:54まで、坂本龍一のナビゲートによる特別なラジオ番組『J-WAVE SELECTION RADIO SAKAMOTO extension “長電話”』の第4弾をお届けします。この特番は、1984年に発行された坂本龍一と高橋悠治による書籍『長電話』をトリビュートし、音楽文化を深く掘り下げる内容となっています。
放送の背景
坂本龍一は2003年から2023年にかけて、『RADIO SAKAMOTO』を通じてリスナーに音楽の魅力を伝えてきました。彼が病に臥せってからは、彼と親しいアーティストたちが代わりに番組を引き継ぎ、音楽への情熱を絶やさないよう努めました。『長電話』という書籍は、二人の音楽家による実際の会話が収録されており、その内容は多くのアーティストにインスピレーションを与え続けてきました。
その『長電話』が2024年8月30日、坂本龍一の意志を継ぐ新たな形で復刊され、これを機にJ-WAVEはこの作品をテーマにした放送を行うことにしたのです。
第4弾の内容
今回の放送においては、坂本龍一と頻繁に共演していた音楽家、蓮沼執太と、小山田圭吾の長電話を特別に収録しています。彼らは声だけでのやりとりを行い、まるでリスナーに向けて語りかけるように、自身の創造性と坂本龍一へのリスペクトを余すところなく表現します。この“長電話”の形式は、聴いている私たちにももどかしさと親密さを与えるでしょう。
また、この番組のナレーションを担当するのは、U-zhaan。彼もまた『RADIO SAKAMOTO』に出演経験があり、坂本とのつながりを深く持っているアーティストです。リスナーは、彼の美しいタブラの音色と共に、坂本龍一という存在の重みを再確認することができるでしょう。
番組を見る・聴く方法
放送はradikoアプリでも楽しむことができ、タイムフリー機能を利用すれば一週間のあいだ、いつでも繰り返し聴けます。特に、音楽ファンにとっては見逃せない内容ですので、ぜひお聴きいただきたいと思います。番組の詳細は
J-WAVEサイトからも確認可能です。
出演者のプロフィール
小山田圭吾
1970年、東京生まれ。元フリッパーズギターのメンバーで、コーネリアス名義での活動も行っている。幅広いジャンルとスタイルで多くのアーティストとのコラボレーションに取り組んでいる。
蓮沼執太
1983年生まれ。音楽公演からインスタレーション作品に至るまで、さまざまなメディアを通じて独自の音楽表現を追求している。特に、現在の文化シーンでの存在感は確固たるものとなっている。最新アルバム『unpeople』はその集大成と言えるものであり、高く評価されている。
U-zhaan
タブラ奏者として著名で、数々のアーティストとコラボレーションを行ってきた。彼のユニークな音楽スタイルは、坂本龍一をはじめ多くのクリエイターとの共演によって磨かれてきた。
放送に参加する彼らの多彩な経歴が、坂本龍一と高橋悠治の音楽を通じて結びつきを強固なものにしていくに違いありません。
この特別番組を通じて、多くの方々が坂本龍一や高橋悠治の音楽の魅力を再発見し、その影響を感じ取っていただけることを願っています。