農林水産省が取り組むGX加速化研究会
2023年11月20日、農林水産省は第2回「食料・農林水産分野におけるGX加速化研究会」を開催します。この研究会は、気候変動対策を視野に入れた「みどりの食料システム戦略」の一環として、持続可能な農業の実現を目指しています。今回のテーマは、「GX加速化に向けた民間投資の呼び込み」とし、特に「カーボン・クレジットの活用促進」に焦点を当てた議論が行われます。
1. 研究会の背景
「みどりの食料システム戦略」は、環境負荷の低減を目指し、持続可能な食料供給を確保するための政策です。昨年、 世界の平均気温は史上最高を記録し、特に我が国でも高温によって農業生産に影響が出ていることが深刻な懸念材料となっています。これを受けて、農林水産省は「食料・農業・農村基本計画」に基づき、2030年までの実行可能な施策を「みどり加速化GXプラン」にまとめ、持続可能な農業の実現を図ることにしています。
2. 第2回研究会の概要
開催予定日は2023年11月20日(木曜日)、時間は13時から15時まで、場所は農林水産省です。研究会では、著名な専門家や関係者が参加し、カーボン・クレジットの活用による民間資金調達の促進について議論します。具体的には、次のような専門家が参加する予定です。
- - 株式会社TOWINGのCOO 木村俊介氏
- - 株式会社フェイガーCAO(Agriculture)のR&D部門 Head of Division 後藤明生氏
- - 一般社団法人バーチュデザインの代表理事 吉高まり氏
3. 今後の展望
研究会は今後数回にわたり開催予定で、GX施策の展開方向や民間投資の促進、有機農業の普及、気候変動への適応策などについて柔軟に議論を行っていきます。これにより、農業の持続可能性を確保するとともに、新たな投資機会を創出することが期待されています。
なお、研究会は原則として非公開ですが、議事の概要や資料は後日公式ウェブサイトで公開される予定です。今後の動向にもぜひ注目したいですね。 公式ページでこれまでの議事資料も確認可能です。