新刊『やさしい防災』の紹介
2026年8月24日、新たに発行される『やさしい防災──地震・津波・台風……大災害から命を守る工夫100』は、家庭と地域での防災意識を高めるための具体的な知恵を提供してくれる一冊です。本書は、長年にわたり被災地を支援し続けた防災士であり、ドキュメンタリー映画監督でもある小川光一氏が著者です。
背景と目的
自然災害が頻発する現代において、私たちの防災意識は非常に重要ですが、日常生活においてその意識を維持することは容易ではありません。しかし、ただ防災用品を揃えるだけでは不十分であり、多くの人が「自分は大丈夫」と過信してしまう正常性バイアスに陥る危険があります。そこで本書では、避難所に行くだけではなく、自宅に安全を確保する「在宅避難」、また地域や家族での話し合いを重視した新しい防災の在り方を提唱しています。
内容の特徴
本書は、著者が15年以上にわたり現場で得た知見をもとに構成されています。「防災は堅苦しいものではない」とし、日常生活の延長としての防災を考えることができるような内容になっています。例えば、避難所に持っていくべき食品の選び方や、避難先での人間関係に配慮した行動についても言及されています。
目次構成
本書は全11章にわたり、次のようなテーマを扱っています:
- - 考え方一つで変わる防災
- - 防災は進化していく
- - 心理パターンを知るだけで災害に強くなる
- - 災害が起きる前にできること
- - 家族と一緒にできること
- - 社会と一緒にできること
- - 災害時に身を守る行動
- - 災害後も命をつなぐ
- - 子どもの防災力=日本の未来の防災力
このように、実践的で分かりやすい内容が多数収められています。
著者の思い
著者は、これまで数多くの被災者の声を聞き、その経験から「どこか他人事に思える台風や地震」の実態を伝えようとしています。著者はこの著作を通じて「私たち次第で守れる命がたくさんある」とのメッセージを届けたいと考えています。ネガティブな印象が付きまといがちな防災の分野ですが、もっと温かく、家族や地域で気軽に向き合えるものにしたいとの願いが込められています。
誰に向けた本か
本書は、家庭での防災づくりを考えるすべての人々に向けて書かれています。また、学校や地域コミュニティで防災を学ぶ際の参考にもなることでしょう。家族での話し合いや地域の取り組みを通じて、防災意識を高め、実践的な知恵を養うための一助として役立つこと間違いありません。これを機に、ぜひ防災について考えてみてはいかがでしょうか。
書誌情報
- - 書名:『やさしい防災──地震・津波・台風……大災害から命を守る工夫100』
- - 著者:小川光一
- - 出版社:有隣堂
- - 定価:1,980円(税込)
- - 発売日:2026年8月24日(月)
- - ISBN:978-4-89660-266-1
家族や地域での防災を考えるきっかけとなる『やさしい防災』、ぜひ手に取ってみてください。