フタユビナマケモノの日光浴タイムの魅力
和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドでは、2024年8月28日に誕生したフタユビナマケモノの赤ちゃんを特別に観察できる「日光浴タイム」が開催されます。このイベントでは、愛情深い人工保育のもと成長している赤ちゃんナマケモノの姿を見ながら、飼育スタッフの説明を受けることができます。
誕生から9か月、元気に成長中
このフタユビナマケモノの赤ちゃんは、誕生翌日に母親を失い、スタッフによる愛情たっぷりの人工保育を受けています。体つきもしっかりしてきて、もうすぐ9か月を迎える彼は、成長の一環として日光浴のタイムを楽しむことができます。
体調や気候に応じて不定期に行われてきた日光浴ですが、今では特別な時間として一般の方々にも見てもらえる機会が設けられています。暖かな日差しの中で、ナマケモノの赤ちゃんと共にリラックスした時間を過ごし、自然とのふれあいを体験してみませんか。
日光浴タイムの詳細
「日光浴タイム」は2025年5月19日から毎日、土日祝を除いて開催されます。午後1時15分から約10分間、ビッグオーシャン1階のワイルドアニマルメディカルセンター前で行われ、参加は無料ですが、入園券の購入が必要です。定員は設定されておらず、来場者同士で譲り合いながら見学することが求められます。
この時間では、ナマケモノが日光浴をしている様子を観察できるだけでなく、飼育スタッフがナマケモノについての知識や観察ポイントを教えてくれます。動物の健康管理のため、日光浴が中止されることもあるため、参加を希望される方は事前にご確認ください。
ナマケモノの赤ちゃんの成育データ
この赤ちゃんナマケモノの生年月日は2024年8月28日で、現在の体重は約3,520g(2025年5月15日現在)となっています。性別はオスで、これまでの成長記録では、初めての日光浴をはじめ、離乳食を食べるように育ってきた様子が伺えます。
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ミルクを飲むナマケモノの赤ちゃん
フタユビナマケモノについて
フタユビナマケモノは、南アメリカ北部の熱帯雨林に生息し、おおよそ60〜70cmの体長を持ち、4〜9kgの体重となる動物です。彼らは昼行性であり、15〜18時間を木にぶら下がって過ごす特性を持ち、主に葉や木の実を食べて生活しています。野生では10年から15年、一方飼育下では20年から30年の寿命を持つことで知られています。
アドベンチャーワールドの使命
アドベンチャーワールドは「いのちを見つめ、問い続ける。いのちの美しさに気づく場所」を掲げ、すべての生命の幸せが溢れる未来の地球を目指しています。今回のフタユビナマケモノの日光浴タイムも、持続可能な開発目標(SDGs)に基づき、来場者に自然や動物についての理解を深める機会を提供しています。
この貴重な体験で、ナマケモノの赤ちゃんとその成長を見守る時間を特別な思い出としてお持ち帰りください。