獣医学生のキャリア支援 "キャリアユニバーシティ" 開催
ロイヤルカナン ジャポンでは、獣医学生の卒業後のキャリア形成を支援するため、毎年「キャリアユニバーシティ」を開催しています。栄養学に基づく犬と猫の健康を追求する企業として、獣医師の多様なキャリアを知ってもらうことを目的に、2020年から続いています。
このイベントは、獣医学生がキャリアに不安を抱くことなく職業を選択できるよう、多方面で活躍する先輩獣医師を講師に招いて行われています。オンラインでの開催や大学の訪問など、様々な方法で実施され、参加者は先輩との活発な意見交換を通じて貴重な経験を得ることができます。また、イベントのアーカイブ動画は特設ページで公開されており、参加できなかった学生にも有用な情報が提供されています。
実施概要と参加者の様子
今年のキャリアユニバーシティは、6月12日に北里大学 十和田キャンパスで行われ、約130名の獣医学生が参加しました。講演では、小動物クリニック、公務員、競馬関連、大手企業など、異なる職域で活躍する先輩たちが登壇し、若手獣医師としてのキャリアの現状について説明しました。
学生たちはメモを片手に熱心に聴講し、積極的な質疑応答も行われました。具体的には、各職域における待遇や、学生時代に何を学ぶべきか、職場環境の男女比などについて多くの質問が寄せられました。先輩獣医師たちはそれぞれの経験を元に、具体的なアドバイスを提供しました。
講演内容
1.
太田 亟慈先生: 「輝く未来の獣医師に向けて~獣医師としてのキャリアを考える~」
2.
氏家 貴秀・尾身 衛祐(ロイヤルカナン): 「データから見る獣医学生の就職活動」
3.
植芝 滉己先生(JRA日本中央競馬会): 「『競走馬の獣医師』という仕事」
4.
川越 匡洋先生(厚生労働省): 「公衆衛生獣医師として働いてみませんか」
5.
藤原 眞未(ロイヤルカナン): 「企業で働く獣医師」
6.
佐々木 美郁先生(志村坂下動物総合医療センター): 「小動物臨床で働くこと」
第1回 獣医学生アイデアコンテスト
さらに、キャリアユニバーシティの一環として第1回目となる「獣医学生アイデアコンテスト」も行われました。これは、未来のペット業界を担う獣医学生が、新たなアイデアを競う機会です。テーマは「愛犬、愛猫とご家族が満足いただける10年後の動物病院の新しいサービス」で、参加者は理想の動物病院像を提案しました。
審査基準と入賞作品
提案されたアイデアは、動物病院をより良くするものであるかや、柔軟な発想力、実現可能性、表現力を基準に評価されました。その結果、以下の入賞作品が選ばれました。
- - 最優秀賞: 地方獣医療格差をなくしたい!~獣医療に夜間救急輪番制を~
- - 優秀賞: 今日からあなたがペットシッター!?~皆でお世話する院内ペット~
- - 特別賞: ALLFORWAN!~動物の苦痛のない獣医療を~
詳細は特設サイトで確認できます。
ロイヤルカナンの取り組み
ロイヤルカナンは、犬や猫の栄養ニーズを満たすことで、ペットたちの真の健康を実現する企業です。獣医学生のキャリア形成支援やベテリナリーシンポジウムの開催など、獣医療関係者へのサポートを通じて、「A BETTER WORLD FOR PETS™」を実現することを目指しています。今後も日本の獣医療の持続可能な発展に貢献していく考えです。
ロイヤルカナンに関する詳細情報は、公式サイトをご覧ください。
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