PENTAXが誇る新たなハンディスキャナHS-X1
TIアサヒ株式会社が9月中旬に発売する「HS-X1」は、モバイル型SLAMハンディスキャナで、その軽量さと高性能が特徴です。この製品は、現場で迅速かつ高精度な三次元測量を実現するために設計されており、GNSS受信機やSLAM技術を搭載しています。
高精度の測量が可能な設計
「HS-X1」は、約700gという軽量設計ながら、特定の環境下で最大200,000点/秒のデータをスキャンできます。360°の水平視野角に加え、狭所や障害物が存在する現場でも十分に対応できる様になっています。
特徴的な性能
- - 絶対精度: ≦5cm
- - 相対精度: ≦1cm
- - 測定距離: 最大70m
- - バッテリー稼働時間: 最大2.5時間
- - 防塵・防滴性能: IP5Xに対応
これにより、建築や土木の現場、さらには災害時の迅速な地形把握など、多様なシチュエーションで活用されることが期待されます。
データ取得と利便性
専用アプリ「Capture」
「HS-X1」には、専用のAndroidアプリ「Capture」が付属しています。このアプリは、スキャンデータのリアルタイム表示やファームウェアのアップグレードなど、多岐にわたる機能を提供します。取得したデータは、即座に確認できるため、現場での測量精度をさらに向上させる役割を果たします。
専用ソフト「PointClouds Studio」
さらに、プロジェクト管理やデータ処理を容易にするための「PointClouds Studio」は、データを取り込み、様々な設定や編集が可能です。このソフトを使用することで、測定したデータを活用したプロジェクト作成に便利です。
幅広い用途に適応
具体的な活用例
「HS-X1」は、以下のような用途に役立つ製品です:
- - 建築・土木現場での構造物測量
- - 災害現場での迅速な地形把握
- - 森林や植生エリアでの地表面抽出
- - 屋内施設の3Dモデリング
問合せ先はTIアサヒ株式会社で、製品に関する詳細や購入に関する情報は、同社の公式サイトで確認できます。今後多くの現場で、「HS-X1」が導入されることが期待されます。
会社概要
TIアサヒ株式会社は、日本における測量機器の開発・製造・販売を手がけ、約90年の歴史を持つ老舗です。高精度かつ操作が簡単な計測機器を提供し、国内外のお客様からの高い信頼を得ています。PENTAXブランドを冠した同社製品は、建設業界の進化に貢献し、新たな標準を提供しています。