大阪工業大学が挑む「魔改造の夜」
2023年2月11日及び27日に放送されたNHKの人気番組「魔改造の夜」に、大阪工業大学が「O阪工大」として参加しました。この番組は、優れたエンジニアたちが限界に挑戦し、ユニークなアイデアと技術を競う形式のエンターテインメント番組です。今回は学生と教職員が一つとなり、特製の“魔物”の制作過程とその成果をお披露目しました。
番組の魅力
「魔改造の夜」では、番組に出演する者たちがそれぞれの専門技巧を駆使し、与えられた課題に挑む姿が見どころです。大阪工業大学も例外ではなく、幅広い学部や学科から選ばれた学生と研究に熱心な教職員がチームを組み、競技に挑みました。この活動は、大学が重視する「学生プロジェクト活動」の理念を体現しており、自由かつ平等な環境を大切にしています。
競技内容
第一夜:脚立25m走編
お題
天面に7段ある約2mの脚立を魔改造し、25mの距離を走らせる。
優勝条件
25m先のゲート(幅4m、高さ2.45m)を最速で通過する。
制作した魔物
魔物名:HAdeS弐号機(ハデス・2ゴウキ)
この脚立は、スケートの動きと融合しており、軽やかな走行が実現されています。無動力の自由輪を采用することで、脚立自身の開閉運動に連動し、推進力を得ています。
走行原理は、タイヤの回転方向と垂直に得られるグリップ力を基にしており、脚立の動きと同調してグリップ力が変化。これによって、持続的に進行方向に推進力を生み出す仕組みとなっています。
第二夜:トイレットペーパーホルダーペーパー投げ編
お題
トイレットペーパーホルダーを改良し、トイレットペーパーを遠くに投げる。
優勝条件
最も遠くにトイレットペーパーを投げたチームが勝者。
制作した魔物
魔物名:ペーパー放るダー
この機構は、大回転しながら回転パワーを利用してトイレットペーパーを遠くに放つ仕組みになっています。腕のスナップ動作を模倣した機構により、的確な放出が可能です。
まさに日常から飛び出したアイデアと技術が結集したこの作品は、参加者たちがその背後に隠された技術的な詳細を特設サイトで紹介しています。番組では見られなかった学生たちの挑戦や成功の裏側が盛り込まれており、インタビュー動画も充実しているため、多くの方に楽しんでいただける内容となっています。
詳細な技術内容や製作秘話は、ぜひ特設サイトでご覧ください。
特設サイト
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