AI自販機で地域特産品を海外に発信する新サービスの展開

AI自販機で地域特産品を海外に発信

新型コロナウイルスの影響で世界経済が大きな打撃を受ける中、これからの時代は新しい生活様式「withコロナ」と共に成長することが求められています。その中で、地域の特産品を海外に発信する新たなサービスが登場しました。このサービスは、AIを搭載した自動販売機を活用し、地域に根ざした「ひと・こと・もの」を香港を中心に発信していくものです。

自販機テストマーケティングと市場調査

今回のサービスは「自販機テストマーケティング」と「オンライン・オフライン市場調査」の二つの柱から成ります。具体的には、香港の特定地域に設置された自動販売機で商品のテスト販売を行い、同時にオンラインでのユーザーアンケートも実施。これにより、現地の消費者からのフィードバックを得て、今後のマーケティング戦略に活かしていく考えです。プロダクトリング社は、香港向けの輸出を続け、日本の特産品への需要が高まっていることを実感しています。

プロダクトリングの挑戦

静岡県産業振興財団からの委託事業として、特産品の海外展開を支援してきたプロダクトリング社は、すでに実績を上げています。自動販売機を使ったテストマーケティングを通じ、現地商談も行ない、過去には28商品中10商品が成約し、継続的に商品が出荷されています。この成功体験を踏まえ、AI自動販売機を導入し、さらなる地域特産品の海外展開を目指しています。

AI自販機のメリット

新サービスでは、AI搭載の自動販売機を利用するため、コストを抑えつつ低リスクで海外マーケティングが可能です。販売期間中には、売上や訪問者数、性別、年齢などのデータを収集・分析し、香港市場へ最適なアプローチを行います。このようなデータに基づくマーケット調査は、海外のバイヤーに対する説得力ある提案材料ともなります。