ウイングアーク1stとCDataが実現した新たな連携
ウイングアーク1st株式会社が提供するBIツール『MotionBoard』が、CData Software Japanとの提携により新たな次元のデータ分析の可能性を実現しました。この連携によって、MotionBoardはCDataが提供するデータ仮想化プラットフォーム『CData Virtuality』に接続できるようになり、企業におけるデータ活用の効率とスピードが飛躍的に向上します。
CData Virtualityとの連携の背景
最近のビジネス環境では、データの収集と分析がますます重要とされています。しかし、各部署で異なるデータソースからの情報集約は手間がかかり、迅速な意思決定を妨げる要因となっていました。ここで登場するのがCData Virtualityです。
このデータ仮想化プラットフォームは、クラウド、オンプレミス、SaaSにまたがる幅広いデータベースを一元管理できる機能を備えており、企業が多様なビジネスデータにアクセスする際の障壁を取り除きます。MotionBoardがこの機能を取り込むことで、データ活用の幅が広がり、企業はよりデータドリブンな経営を行えるようになるのです。
利便性と効率性の向上
MotionBoardの設定画面からCData Virtualityへの接続は簡単で、モジュールの追加や特別なコーディングを行う必要がありません。新規外部接続を追加し、必要な接続URLや認証情報を設定するだけで、同社が用意したデータにスムーズにアクセスすることができます。これにより、企業は迅速にデータ分析が行えるため、意思決定のスピードも格段に上がるでしょう。
想定されるユーザーメリット
この連携による最大のメリットは、コストの大幅削減です。CData VirtualityではデータのストレージやETLコストを削減でき、全体の運用コストを最大80%も削減可能です。また、幅広いデータベースに標準SQLでアクセスできるため、すでに利用しているシステムの拡張も容易になります。
さらに、CData Virtualityの強力なデータガバナンス機能も特筆すべき点です。利用者の権限に基づいたデータアクセスの制御やプライバシーを守るためのマスキング処理、全てのアクセス状況を記録する監査証跡管理が行えるため、企業の情報セキュリティに対するニーズにも応えます。これにより、MotionBoardを利用する企業は、より安全にリアルタイムデータにアクセスできるようになります。
エンドースメントと今後の展望
この新しい連携を歓迎する声が上がっています。ウイングアーク1stの執行役員である大澤重雄氏は、MotionBoardとCData Virtualityの協力により、データ活用環境が大幅に向上し、企業の迅速な意思決定を後押しできると期待を寄せています。データがサイロ化している現状を打破し、各部署がリアルタイムで必要なデータにアクセスできる環境が整うことを目指しています。
まとめ
ウイングアーク1st株式会社の『MotionBoard』とCData Software Japanの『CData Virtuality』との連携は、企業におけるデータ活用の在り方を革新し、データドリブン経営を促進します。これによって、企業は意思決定の迅速化とコスト削減の両立を実現できるのです。今後、この連携を通じてさらなるビジネスチャンスの創出が期待されます。