トヨタとカナダが障がい者支援の新たな挑戦を開始

トヨタ・モビリティ基金とMaRS Discovery Districtが新たに挑戦

トヨタ・モビリティ基金（TMF）とカナダのイノベーション組織であるMaRS Discovery Districtが手を組み、障がいの有無を問わず、すべての人が自由に移動できる社会を目指すプログラム「Mobility Unlimited Hub」の第2期募集を開始しました。これは単なるプログラムを超え、全員がアクセスできる社会の実現に向けた重要な一歩です。

Mobility Unlimited Hubの実績

このプログラムは、昨年から展開されており、スタートアップ企業に対する支援が行われています。TMFとMaRSは、実用化に向けたマーケティングや資金調達、事業ネットワークの構築など、数多くのノウハウを提供し、新たなパートナーシップを築くお手伝いをしています。第1期では7社が選ばれ、それぞれの技術やサービスが着実に成果を出しています。実際に、製品の発売や資金調達、さらにはグローバル市場への進出も果たしており、障がい者にとっての実用的なソリューションが数多く生まれています。

MaRSのCEO、グレース・リー・レイノルズ氏は、このプログラムが生活を変えるアイデアやテクノロジーを支援し、必要な人々にそれを届けることを実証したと述べています。これからも、障がい者のニーズに基づく革新的なソリューションが求められています。

第2期募集の開始

この度、新たに選ばれる10社と、第1期で活動してきた企業を合わせ、さらに多くのイノベーターや起業家が参加できる第2期募集が開始されました。障がい者のためのパーソナルモビリティ技術やソリューションを持つ企業や個人の参加を呼びかけています。これにより、より多様なアイデアと技術が集まることで、現実の課題に対する解決策が加速されることが期待されています。

このプログラムに関心のある方は、Mobility Unlimited Hubのウェブサイト（Mobility Unlimited Hub）を訪れてみてください。そこで詳細な情報を確認できます。

トヨタの理念と公益活動

トヨタは、自動車業界において創業以来、ステークホルダーを尊重し、全ての人が幸せに暮らせる社会を目指しています。特に、2014年に設立されたTMFは、モビリティを通じた豊かさを実現するための活動を行なっています。TMFは、移動に関する多様な課題に向けたプロジェクトに取り組むことで、より良い社会の実現を目指しています。