AI楽器「ANDCHESTRA」
2020-03-30 11:07:16
NECが開発したAI楽器「ANDCHESTRA」がインクルーシブ社会を実現
NECが挑む新しい音楽体験「ANDCHESTRA」
近年、インクルージョンやダイバーシティの重要性が高まっている中、NECはこのテーマに基づいて新たな音楽体験、「ANDCHESTRA」を開発しました。このプロジェクトでは、視線や姿勢を使って演奏する楽器を提供し、障がいを持つ方や楽器を触れたことのない方々まで、誰もが音楽を楽しむことができる世界を目指しています。
「ANDCHESTRA」とは?
「ANDCHESTRA」は、NECが展開する最先端AI技術「NEC the WISE」を駆使して作られました。視線で音を奏でる「ANDCHESTRA TRUMPET(アンドケストラ トランペット)」と、特定の姿勢を取ることで音を出す「ANDCHESTRA VIOLIN(アンドケストラ バイオリン)」の2つの楽器が開発されています。これらの楽器は、音楽を通じた人と人とのつながりを強化し、全ての人に平等な機会を提供することを目的としています。
プロジェクトの背景と目的
この楽器の開発には、直接障がいを持つ方々がインクルーシブアドバイザーとして参加し、実用的な意見をもとに形になったものです。そのため、特に使いやすさが重視されており、演奏体験はこれまでにないものとなっています。また、世界ゆるミュージック協会が協力し、フィードバックを得ることで、音楽の世界でもダイバーシティを実現しようとしています。
音楽を通じたインクルーシブな社会の実現
NECは今後、ANDCHESTRAのさらなる技術向上を目指し、医療機関や介護施設でのリハビリテーションへの活用や、音楽・スポーツイベントへの出展などを計画しています。このような取り組みを通じて、音楽を通じて人が集い、共に触れ合う場を増やしていくことが重要だと考えています。
世界ゆるミュージック協会の声明
「NECの最先端のAI技術を使えば、『楽器が人に合わせる』ことが現実になるかもしれない。誰も排除せず、すべての人が楽しめる音楽が可能になるという希望を感じている。」と、世界ゆるミュージック協会の代表、澤田智洋さんも語っています。
まとめ
NECの「ANDCHESTRA」は、音楽を愛するすべての人に新しい機会を提供し、インクルーシブな社会の実現に向けた一歩となります。これまで音楽を楽しむことが難しかった方々にも、視線や姿勢を使った新たな演奏の楽しみを提供します。音楽の力で人々がつながり、共に楽しみあえる社会が築かれることを期待してやみません。
会社情報
- 会社名
-
日本電気株式会社
- 住所
- 東京都港区芝五丁目7番1号
- 電話番号
-