農業生産者支援の新たな一歩!施肥設計セミナーを全国4会場で実施
2023年4月、肥料価格が高騰する中、農業生産者の経営は厳しい状況に置かれています。株式会社リンクは、全国4か所で施肥設計セミナーを開催し、生産者の収益向上とコスト削減を新たに後押ししました。本記事では、そのセミナーの背景、成果、参加者の声、今後の展開を詳しくお伝えします。
セミナー開催の背景
昨今の日本では、肥料価格が上昇し続け、2023年4月にはその指数が155.3に達しました。調査結果によると、米農家の約90%が「経営が苦しい」と感じており、補助金がなければ約70%が赤字に陥るという厳しい現実が浮き彫りとなっています。このような状況下で、多くの農業生産者が「勧められるままに肥料を投入する」ことでコストが増大し、果たしてその成果が出ているのか不透明なままという悪循環に苦しんでいるのです。特に、収量や品質が毎年安定せず、感覚に頼った農業では持続可能な収益が得られないという問題もあります。
そんな中、株式会社リンクは「施肥設計こそ最大の投資対効果ポイント」と位置付け、適切な肥料の使い方や栽培技術を共有することで、生産者の可処分所得を改善し、最終的に自己の農機具を導入してもらうという“Win-Win”の関係を築くことを目指しました。
セミナーの成果
施肥設計セミナーは、北海道、茨城、鹿児島、兵庫の4会場で約50名の生産者が参加。以下の成果を上げました。
1. 肥料コスト高騰と低収益に悩む生産者に対し、「科学的施肥」と「省力資材」を紹介。これにより収量の向上とコスト削減の好循環を促進しました。
2. 様々な農業バックグラウンドを持つ生産者が参加し、新規就農者から長年のベテランまで多様な意見が交わされました。
参加者の声
セミナーでは、聞き手となった生産者から様々なフィードバックが寄せられました。
「これまでケイ酸の散布は手間がかかると思っていましたが、セミナーで紹介された肥料は少量で効果が高く試してみたくなりました。」
「液体肥料に関する事例は驚きでした。コスト削減にも繋がるので、まずは試すことにします。」
「ニンニクの肥料を導入した結果、目に見える変化があり満足しています。他の肥料も試したい。」
「施肥の基本的な考え方に誤解があったと気付かされ、過去の知識が再評価できました。」
今後の展開
セミナー後のアンケートでは、参加者の75%が「同様のセミナーを受けたい」と回答。この高いニーズを受け、株式会社リンクは今後定期的にセミナーを行う方針です。また、セミナー後には参加者同士のネットワーキングを促進する交流会も開催し、実践的な学びの場を創出していきます。
株式会社リンクは、農業生産者と共に持続可能な経営を実現し、「収量増 ➜ 手取り増 ➜ 農機導入」という好循環を創出すべく、一層の努力を続けていきます。