苫小牧に新倉庫
2025-07-04 11:40:25

苫小牧に新設された最新危険物倉庫、物流拠点の進化を促進

最新鋭の危険物倉庫が北海道に誕生



日本通運のグループ会社、NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社が運営する日本通運は、2025年7月に「NX苫小牧危険物ロジパーク」という新しい物流拠点を稼働開始します。この施設は、さまざまな温度帯での管理ができる危険物倉庫であり、先端産業の原材料を安全に保管できる環境を提供します。

苫小牧市の交通利便性と産業発展



苫小牧市は、国際港湾である苫小牧港と新千歳空港を併せ持つ「ダブルポート」の利点を活かし、産業集積が進展しています。特に、半導体関連産業が集まり、国内外からの企業が多数進出してきています。苫小牧の特に冬季における少ない積雪量は、原材料の安定供給と効率的な製品輸送に寄与する要因となっています。

さらに、同港には内航船「ひまわり」が就航しており、危険物や高圧ガスの大量輸送にも対応可能な体制を整えています。この地理的な特性は、今後の産業の発展にとって大きな強みとなるでしょう。

「NX苫小牧危険物ロジパーク」の概要



新設される「NX苫小牧危険物ロジパーク」には、定温倉庫と多温度帯倉庫の2棟が含まれています。これに加えて、今後は高圧ガス倉庫やコンテナヤードの拡充も計画されています。また、これらの施設は消防法や高圧ガス保安法などの法令を遵守しており、安全対策も万全です。

これにより、半導体製造に不可欠な化学品や高圧ガスが最適な環境で管理されることが期待されます。さらに、2024年8月に稼働が予定されている恵庭市の新倉庫「NX-TECT Hokkaido」との連携により、北海道内外の先端産業の物流ネットワークも強化されます。

落成式での関係者の期待



6月27日には、定温倉庫の落成式が行われ、多くの関係者が集まりました。日本通運の副社長、杉山千尋をはじめとする出席者は、この新たな物流拠点の完成に心を躍らせていました。苫小牧市での新しい拠点が、地域産業や経済に与える影響に対する期待が高まっています。

企業理念と今後の展望



日本通運グループは、これまで培ってきた物流サービスとネットワークをさらに拡充していく方針です。企業理念「物流から新たな価値を創る」に沿って、お客様の様々なニーズに応え回り、持続可能で環境に優しいサプライチェーンソリューションの提供に努めます。

新たな「NX苫小牧危険物ロジパーク」は、単なる物の運搬を超え、地域の産業と経済発展に寄与する重要な役割を果たすことが期待されています。詳細については、日本通運のウェブサイトで確認できます。


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会社情報

会社名
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社
住所
東京都千代田区神田和泉町2番地NXグループビル
電話番号

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