小学1年生の子を持つ母親の防犯意識調査:高機能防犯グッズへの期待と通学路の安全への不安

小学1年生の子を持つ母親の防犯意識調査:高機能防犯グッズへの期待と通学路の安全への不安



小学館の『小学一年生』編集部は、小学1年生の子どもを持つ母親400名(20~40歳代)を対象に、防犯グッズの利用に関する意識調査を実施しました。その結果、現代の母親たちが子どもの安全を守るために、どのような防犯対策を求めているのかが明らかになりました。

高機能防犯グッズへの高いニーズ



調査では、母親たちが「備わっていたら良かった」「今思うと欲しい」と思う防犯グッズの機能について質問しました。その結果、上位3位には「GPS機能」(85.3%)、「より壊れにくい強度」(79.3%)、「通話機能」(75.8%)がランクイン。さらに、「警備会社への通報・駆けつけサービス」(66.8%)も高い割合を占め、高機能な防犯グッズへの強いニーズが示されました。

これは、単なる位置情報の把握だけでなく、緊急時における迅速な対応や、子どもの安全をより確実に守るための高度な機能への期待の高さを反映していると考えられます。

通学路の安全への不安



一方、子どもの安全・防犯に関して心配・不安に感じていることについては、「交通事故」(87.0%)、「犯罪や事件に巻き込まれること」(85.0%)、「通学路の安全」(73.5%)が上位を占めました。

学校側の安全対策への満足度については、86.8%の母親が「満足」または「ある程度満足」と回答しています。しかしながら、同時に「防犯知識・対処法の指導」「通学路の危険箇所への指導」「通学路・遊び場所の巡回」など、さらなる安全指導や対策への要望も高いことが判明しました。

特に通学路については、母親たちの不安が根強く残っていることがわかります。学校での安全対策への満足度が高い一方で、通学路という学校外の環境における安全確保への期待が依然として大きいと言えるでしょう。

高機能防犯グッズによる安心感の向上



防犯グッズの利用による安心感の変化について尋ねたところ、「安心感が増した」と回答した母親は、高機能防犯グッズ利用者では47.5%、高機能ではない防犯グッズ利用者では29.2%でした。

「安心感が増した」と回答した母親への詳細なヒアリングでは、「通学路の安全・防犯」(58.9%)、「犯罪や事件に巻き込まれる危険性」(51.6%)が主な理由として挙げられました。この結果から、高機能防犯グッズは、特に通学路における安全・防犯面で、母親たちの安心感を高める上で大きな役割を果たしていることがわかります。

まとめ:子どもの安全を守るための多角的な取り組み



今回の調査結果から、現代の母親たちは、子どもの安全を守るために、単なる防犯グッズの利用にとどまらず、学校や地域社会全体による多角的な安全対策への期待を強く持っていることが分かります。

小学一年生の編集長、塚原氏は、「親の気持ちは、子どもの自由を尊重しつつ安全を確保したいという相反する思いの表れ」とコメント。単に安全を与えるだけでなく、子どもたちの自主的な行動を支援しながら安全を保証する仕組みの構築が、家庭、地域社会、学校、企業全体で求められていると指摘しています。

今後、子どもたちの安全を守るためには、高機能な防犯グッズの開発・普及だけでなく、学校や地域社会による安全教育の充実、通学路の安全対策の強化など、多様な取り組みが不可欠と言えるでしょう。

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会社名
株式会社 小学館
住所
東京都千代田区一ツ橋2-3-1
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