大崎電気と関電工が共同開発した新しい電力量計施工ソフト
大崎電気工業株式会社と株式会社関電工がタッグを組み、電力量計の設置施工を行う事業者向けに、結線状態を自動で判定するソフトウェアをリリースしました。この新しいツールは、施工の品質向上とリスクの低減を目指しています。
新ソフトの概要
新開発のソフトは、関電工の計測機器の測定記録支援システム「BLuE」と連携して使用されます。これにより、電力量計の設置施工時に手入力で確認していた結線状態をタブレット上で自動的に判定・表示できるようになります。これまでの目視確認の手間を削減し、誤結線と呼ばれる配線ミスを未然に防ぐことが可能です。
このソフトウェアを導入することで、施工業務の効率と品質が飛躍的に向上することが期待されています。特に、オーナーがテナントに対して正確な電気料金を請求するためには、正確な結線が不可欠です。新システムにより、施工事業者は結線の誤りを早期に発見し、後工程でのトラブル回避にもつながります。
市場の背景
電力量計は、電力会社だけでなく、ビルや大規模商業施設などでも利用されています。オーナーは、テナントごとに電力量計を設置し、使用量に応じた電気料金を請求しますが、ここで「誤結線」が発生すると請求金額の算定が難しくなります。
このため、施工業者に対しては、確実で効率的な結線作業が求められています。新しいソフトでは、業務の均質化と品質基準の確立が目指され、全体的な業務改善につながるでしょう。
新ソフト導入の利点
1.
即時の結線確認: 新しいソフトにより、結線状態をその場で確認できるため、施工後の不具合を未然に防ぐことができます。
2.
施工品質の標準化: 各作業者の経験に依存せず、一貫した施工品質が確保されます。
3.
デジタル管理の促進: 設置施工の記録をデジタル化することで、現場作業の効率化が図れます。
4.
リスク低減: 誤結線による電気料金の誤請求を防ぎ、事業者が抱える賠償というリスクを大幅に削減できます。
会社情報
大崎電気工業株式会社は東京都品川区に本社があり、1937年に設立されました。電力量計や監視制御装置の開発・製造・販売を手掛けており、東京証券取引所に上場しています。
一方、関電工は1944年に設立され、東京都港区に本社を置き、電気設備工事や情報通信工事など多岐にわたる施工業務を行っています。
この新しいソフトウェアは、今後の電力量計設置施工の現場で欠かせない存在となることが期待されており、施工事業者やオーナーにとっての大きな利点となることでしょう。