FLUXシリーズ出荷開始
2025-11-21 09:37:21

高精度LiDARシステムFLUXシリーズの国内出荷が開始

Freefly Systems社のFLUXシリーズが国内に上陸



株式会社イデオモータロボティクスが、米国のFreefly Systems社が開発した高性能LiDARシステム「FLUXシリーズ」の国内出荷を始めたというニュースが発表されました。このシリーズは、測量、森林管理、インフラ点検などの用途を目的に設計されており、特に高い精度と手軽な操作性を兼ね備えています。

FLUXシリーズの特長


FLUXシリーズは、ドローン技術で知られるFreefly Systemsが新たに発表した製品です。このシリーズには、Flux H1、O1、L1の三つのモデルが含まれ、それぞれが異なるニーズに応じた性能を提供しています。64チャンネルから128チャンネルまでのレーザーチャンネルを持ち、最大±3cmの精度で地形を計測することが可能です。

簡単操作が可能


FLUXシリーズの最大の特徴は、その操作の簡便さです。ユーザーは、iPad上のアプリケーションを通じて簡単に飛行計画を立て、RECボタンを押すだけで測量ミッションを開始できます。IMU、GNSS、LiDARが自動的に同期・記録されるため、専門知識がなくても扱いやすい設計になっています。

現場での即時処理


計測が終わると、着陸後にSTOPボタンを押すことで記録が終了します。さらに、USB-Cドライブを使ってiPadと接続することで、現場で数分以内に点群の処理や可視化が可能です。これにより、迅速なデータ分析と意思決定が実現されます。

多様なデータ出力


FLUXシリーズは、LASやLAZ形式でのデータ出力が可能で、6,500以上の座標参照系(CRS)から選ぶことができます。後処理(PPK)にも対応しており、データの扱いに柔軟性を持たせています。

オープンソースでの統合


搭載されている「Smart Dovetail」インターフェースは、Pixhawk Payload Busに準拠しており、同社のAstroシリーズやAlta X Gen2とのシームレスな統合が可能です。この設計によって、運用の効率化が図られており、スペースやコストを有効に活用できるでしょう。

追加ライセンス不要


FLUXシリーズは、購入後に追加のライセンスが必要ないため、長期的な運用コストを抑えることができます。これも大きな魅力であり、多くのユーザーにとって利便性を高める要因となっています。

各モデルの仕様


FLUXシリーズにはそれぞれ異なる仕様を持つモデルが揃っています。
  • - Flux H1: エントリーモデルで、非反復スキャンを搭載。レーザーチャンネル数は32、精度は±3cmで、1秒あたり1,920,000ポイントのデータ取得が可能。重量は約690g。
  • - Flux O1: NDAA準拠で高い信頼性を誇る。レーザーチャンネル数は128、精度は±3cmで、1秒あたり5,242,880ポイントを取得。重量は約663g。
  • - Flux L1: 軽量かつ高性能なモデルで、様々な現場で活躍。レーザーチャンネル数は6、精度は±5cmで、1秒あたり720,000ポイントを取得。重量は約715g。

まとめ


FLUXシリーズは、最新技術を活用した高精度な保持と使いやすさを両立させたLiDARシステムです。測量やインフラ点検などの幅広い分野に対応しており、ドローン技術を利用することで、より効率的な作業を実現します。今後の活躍が期待されるFLUXシリーズに、ぜひ注目していきたいところです。

会社情報

会社名
株式会社イデオモータロボティクス
住所
電話番号

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