庄司夏子氏の受賞
2020-03-23 10:30:14

アジアのベスト・パティシエ賞を受賞した庄司夏子氏の挑戦

庄司夏子氏、アジアのベスト・パティシエ賞受賞の快挙



東京の渋谷に位置する『エテ』のオーナーシェフ、庄司夏子氏が2023年に「ヴァローナ社 アジアのベスト・パティシエ賞」を獲得しました。この受賞は、彼女のクリエイティブな才能と情熱が結実した結果です。高校卒業後、庄司氏は「フロリレージュ」でシェフとしての経験を積み、その後独立の道を歩み始めました。

料理界への旅路


庄司氏は、東京の先進的なフレンチレストランでのキャリアをスタートしました。彼女は「フロリレージュ」のオーナーシェフ、川手寛康氏のもとでスーシェフとしてスキルを磨き、料理界での足場を固めました。2014年に自らのレストラン『エテ』をオープンし、おまかせスタイルの限られた席数でゲストを迎えるスタイルを採用しました。

創作スイーツの魅力


『エテ』では、庄司氏のパティスリーアートが堪能できます。彼女の作品は、有名なファッションのデザインからインスパイアを受けており、ルイ・ヴィトンやシャネルの要素を取り入れた美しいケーキが揃っています。特に、ダミエ・プリントからヒントを得たストロベリー・ケーキは、見た目と味の両方で評判です。そして、マンゴー・ケーキは、サブレーのベースにバニラ・ビーンズとバラの花びらで彩られたマンゴーを重ねた、絶妙な一品です。「日本の宝」とも言われる佐賀の雪うさぎいちごや岡山の清水白桃を使用した贅沢なケーキ群は、宝石箱のような黒い箱に収められて提供されます。

新しい挑戦への移転


2023年12月に、『エテ』は新たな店舗へと移転しました。この広い空間では、より多くのゲストに庄司氏の丁寧に手作りされたスイーツを体験してもらえるようになりました。新店にはケーキ・ラボも設けられ、パティシエとしての彼女の製作過程を目の前で見ることができます。これにより、ゲストは足を運ぶたびに新しい発見をすることができるのです。

受賞を祝う声


「アジアのベストレストラン50」のコンテンツ・ディレクターであるウィリアム・ドリュー氏は、庄司氏の作品を称賛しました。彼女のエレガントでクリエイティブなスイーツは、彼女自身の完璧主義やディテールへのこだわりを示すものだと語っています。彼女が作り出す芸術的なフルーツケーキは、日本の食文化の素晴らしさを体現していると言えるでしょう。さらに、ヴァローナ社のゼネラル・マネージャー、クレモンティーヌ・アルジアル氏も庄司氏を称え、「ペストリーを驚異的なレベルに引き上げている」と評価しています。

今後の展望


庄司氏の受賞は、アジア各国の優れたパティシエたちとの連続した歴史の中においても特筆すべき快挙です。庄司氏は、過去の受賞者たちと同様に、アジアのペストリー界に革命をもたらす存在として期待されています。また、彼女が拠点とする佐賀の土地も、美しい海や自然に囲まれた地域であり、新たな食の体験を提供する場所として、今後ますます注目を浴びることでしょう。

まとめ


現在、『エテ』での新たな挑戦がどのような成果を生むのか、今後の庄司氏の活動から目が離せません。彼女の作るスイーツは、ただ美味しいだけでなく、一つ一つがストーリーやデザインに裏打ちされた作品です。食文化の重要な部分を形成しつつある庄司氏の影響力は、これからも日本国内外で成長し続けることでしょう。

私たちも、彼女の挑戦に注目し、応援していきたいものです。

会社情報

会社名
William Reed Ltd
住所
West Sussex CrawleyBroadfield Park
電話番号

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