国民民主党 幹事長会見:能登半島震災支援と都知事選への意気込み

国民民主党の榛葉賀津也幹事長は7月3日、定例会見を行い、最近の政治情勢について見解を述べました。

会見冒頭、榛葉幹事長は、1月1日に発生した能登半島地震から半年が経過したことに触れ、被災地の現状に改めて懸念を示しました。現在も断水や道路の寸断などが続き、生活の正常化には至っていない状況です。

榛葉幹事長は「政府はしっかりと能登半島の支援に傾注していただきたいと思います」と訴え、政府に対し、被災地への支援強化を求めました。

また、榛葉幹事長は、7月7日投開票の東京都知事選について、国民民主党は都連として現職の小池百合子氏を支持すると表明しました。石黒幹事長をはじめ東京都連のメンバーが連日、地道な活動を展開しているとのことです。

榛葉幹事長は「行政の安定性と継続性、そして何よりもこれからの東京をどうしていくんだという思いで、各自しっかりと政策論争をしていただきたいと思います」と述べ、選挙戦における政策重視の姿勢を強調しました。

さらに、都知事選と並行して行われている都議選についても言及しました。都議選は9つの選挙区で行われており、榛葉幹事長は「今の政治の大きな枠組みや対立構造、これがよく見えてまいります」と指摘しました。

国民民主党は都議選には候補者を擁立していませんが、榛葉幹事長は、都議選・都知事選が終了後、政局が大きく動く可能性を示唆しました。自民党の総裁選挙や立憲民主党の代表選挙が同時期に予定されており、与野党ともに大きな変革期を迎える可能性が高いと見ています。

榛葉幹事長は「しっかりとそういったところも見極めながら、浜口誠政調会長を中心に我々もマニフェストを練り込んでいます。政策をしっかりと作り上げて、いつあるかわからない衆議院総選挙、そして来年の夏には必ずある参議院選挙、そして来年1月からミニ統一地方選挙が全国で始まりますから、党勢拡大にしっかりと邁進していきたいと思います」と力強く語りました。

今回の会見では、能登半島地震への支援と、東京都知事選・都議選における党の戦略、そして今後の政局見通しについて、榛葉幹事長の見解が示されました。今後の国民民主党の動向が注目されます。

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