株式会社UPSIDER、154億円の資金調達を実施
株式会社UPSIDERは、AI技術を駆使した独自の与信モデルや優れたユーザー体験を提供することで評価され、154億円の資金調達を行いました。この調達では、エクイティ55億円と2024年からの累積デット調達99億円が含まれています。また、既存株主からのセカンダリー取引も行われ、総額154億円に上ります。
資金調達の概要
本資金調達は、グローバル・ブレインとテンセントが共同リード投資家となり実施され、UPSIDERの更なる事業成長に向けた基盤を強化しました。これには、既存事業の拡張と新規事業の開発への投資が予定されています。具体的には上記の資料に挙げられたように、法人カード「UPSIDER」や請求書カード払いサービス「支払い.com」が急成長を遂げ、新たにAIチャット型ツール「UPSIDER Coworker」やデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」も導入され、ユーザーのニーズに応えています。
事業の展開と成長
UPSIDERは、2020年からの法人カードのリリース以降、2022年には請求書カード払いサービスを立ち上げました。この成果は、2024年には導入企業数が約60,000社に達し、UPSIDER決済額も4,500億円を超えるという急成長を実現しています。これまでの資金調達により、技術力を駆使して様々な新規プロジェクトを実施し、顧客の要望に応じたサービスを展開しています。
新たな取り組みとして、AIが領収書と決済を自動で紐づける機能を提供する「UPSIDER Coworker」なども導入され、業務環境の効率化が進んでいます。また、「UPSIDER BLUE DREAM Fund」からは約80億円の融資が実行済みで、第一号融資先の株式上場などの成果を上げています。
社外連携と新規事業の創出
UPSIDERは市場のニーズに応じて新しい事業を積極的に立ち上げ、パートナー企業との協力も重視しています。これにより、単独では解決が難しいユーザーの課題にも取り組むことが可能となり、今回の資金調達でも多くのパートナー企業が協力しています。こうした連携を通じて、新たな金融サービスの開発にも邁進し続けています。
優秀な人材の採用と組織の強化
UPSIDERは、経営メンバーの強化にも注力し、最近では国内外の多くの企業で活躍する人材を新たに迎えています。特に、CFOにはゴールドマン・サックスの元マネージング・ディレクターが参加するなど、組織の成長を支えるための体制が整いつつあります。これにより、持続的な成長を実現するための基盤が完成し、今後の展望も広がっています。
未来への期待
調達した資金は既存事業だけでなく、AI技術を用いた新規事業にも投資される予定です。UPSIDERはホールディングス体制へ移行し、各プロジェクトの独立性を高め、全国主要都市において事業基盤を強化するための拠点展開を進めています。多様なニーズに応えることで、国内外の企業の成長を強力に支援し続けるUPSIDERの今後に期待が寄せられています。