日本初のインディーズウェブ作品専門映画祭が新たなステップを踏み出す
日本初のインディーズ映画祭、
Japan Web Fest映画祭(以下JWF映画祭)が、初の現地およびオンライン交流会を12月3日(金)・4日(土)に開催します。この映画祭は、特にインディペンデントフィルムメイカーたちが中心となり、自己資金とアイデアで作品を制作し、その作品を広めるためのプラットフォームを目指しています。
コロナ禍による映画業界への影響
近年、
映画業界は新型コロナウイルスの影響を受け、特に2019年の国内映画興行収入は261,180百万円から、2020年には143,285百万円と45.2%も減少しました。この調査は日本映画製作者連盟によるもので、コロナ禍において映画関連の仕事をするスタッフやキャストの81.7%が収入減またはゼロになっているという厳しい実態が浮き彫りになっています。
インディーズ映画の需要
JWF映画祭は、インディペンデントフィルムメイカーを対象に、自主制作の映画に新たな光を当てることを目指しています。多くの製作者が厳しい資金調達や配信ルートの確保に悩んでおり、そのために心を打つような作品が劇場で公開されることなく埋もれてしまうことが多々あります。これを受け、ウェブ映画祭を開催し、インディーズ作品が広がる場を提供することが重要だと考えています。
初の現地・オンライン交流会の詳細
JWF映画祭の交流会は、東京都の代官山にあるシアターギルドで開催され、現地参加は25名に限定されていますが、オンラインでは参加人数に制限はありません。具体的な日時は、2021年12月3日が17:30から20:30、12月4日は14:00から17:30です。
対面イベントでは、メジャー作品のプロデューサーや監督をゲストに迎え、業界の最新トレンドや課題についてのトークセッションを行います。また、オンラインでは、最優秀作品に選ばれた監督たちが、ロサンゼルス、香港、オーストラリアから参加し、作品について議論します。これにより、国際的な映画制作の現状も視聴者に届けられる予定です。
チケットの入手方法
対面及びオンラインイベント両方のチケットは、公式サイトから購入が可能です。対面イベントでは、映画業界関係者との貴重な接点を持つチャンスが広がります。特にパネルディスカッションやゲスト講演は、参加者にとって学びの多い機会となるでしょう。
まとめ
これまで日本においてインディーズ映画がなかなか日の目を見ない現状を打破するため、Japan Web Fest映画祭が新たな挑戦を始めます。映画祭が成功し、参加者が次のステップへ進むことを願っています。インディーズ作品に込められた熱意や才能が、多くの人々に届くことを期待しています。