新たな食品ロス対策
2025-03-28 10:52:01

食品ロス削減へ向けた新たな取り組み「おいしい食べきり運動」

食品ロス削減へ向けた新たな取り組み「おいしい食べきり運動」



2023年3月28日、全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会(以下、食べきり協議会)と一般社団法人全国清涼飲料連合会(以下、全清飲)が共同宣言を行いました。この取り組みは、食品ロスの撲滅に向けた大きな一歩となっています。食べきり協議会は、2019年度より「食べきり運動」を実施しており、食材を余らせず適量で楽しむことを目的としています。今回の発表は、その活動の一環として位置づけられています。

共同宣言の背景



共同宣言の意義は、食品ロスの削減だけでなく、ペットボトルの有効利用向上にもつながります。特に、ボトルtoボトルと呼ばれるペットボトルリサイクルの推進には、回収品質の向上が不可欠です。しかし、実際には自動販売機横に設置された回収ボックスに飲み残しのあるペットボトルが多く見受けられ、これがリサイクルの障害になっています。

昨年からは、飲料空容器内の飲み残しをも食品ロスの一部として捉え、問題解決に向けた活動を開始しました。食べきり協議会は、全清飲と連携し、消費者への啓発活動を進めています。

具体的な取り組み



食べきり協議会の公式ウェブサイトでは、全清飲による啓発コンテンツが公開されています。この内容は「減らそう『食品ロス』・減らそう『飲み残し』」というテーマで、回収ボックスの正しい利用法を促進。「食品ロスである飲み残し」を含む異物の投入削減を目的とし、リサイクルボックスの意義を広める試みです。今回の共同宣言を通じて、より多くの消費者に食品ロス削減の重要性を伝える予定です。

食べきり運動とは



食べきり運動は、福井県から始まり、全国で広がっています。地域の公共団体が協賛し、年々その活動範囲が拡大しています。この運動は、食品ロスの削減を図ることを主な目的とし、毎年10月30日には「食品ロス削減全国大会」が開催されています。

事業者の役割



全清飲は、清涼飲料水製造企業の会員およびその関連企業で構成されています。飲み残しの削減を通じ、ペットボトルリサイクルの促進と食品ロスの軽減を目指しているのです。食べきり運動に関しても、各種情報を発信し、啓発活動を行うことで取り組みを支援しています。

今後も、食べきり協議会と全清飲は共に連携を強化し、食品ロス削減に向けた積極的な活動を展開していく予定です。この共同宣言は、消費者へのさらなる啓発を促し、持続可能な社会の構築に向けた一歩となることでしょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人全国清涼飲料連合会
住所
東京都千代田区神田須田町2-9-2PMO神田岩本町
電話番号
03-6260-9260

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