阪急阪神不動産の新しい取り組み
近年、日本では自然災害が頻繁に発生し、災害対策が常に注目されています。阪急阪神不動産株式会社は、分譲マンション『ジオ』および分譲戸建『ジオガーデン』の購入者に向けて、自宅で過ごす「在宅避難」をサポートする新たな取り組みを開始しました。これにより、全戸に在宅避難キット『おうち de mamoru box』と、在宅避難に関するガイドブック『おうち de mamoru book』が配付されます。
在宅避難の重要性
日本の都市部においては、災害発生時に避難所がキャパシティオーバーとなることや、避難所までの道のりが危険であることが懸念されています。特に高層マンションで生活している人々は、震度6強から7の地震でも倒壊の危険が少ないため、安全が確保できる場合、自宅での避難が可能です。これが「在宅避難」と呼ばれるものであり、自宅で避難生活を続けることで、多くのメリットがあります。
1.
自宅という安心感:慣れ親しんだ環境で過ごすことができ、精神的な負担が軽減されます。
2.
プライバシーの確保:命の安全に加え、他者との密集を避けることで、家族のスペースを維持できます。
3.
避難所の負担軽減:真に必要な人々(高齢者や要介護者など)に避難所が使われるあかつきに、より配慮が生まれます。
在宅避難キット『おうち de mamoru box』
このキットは、日常生活と非常時を分けない「フェーズフリー」の考え方が取り入れられています。具体的には、従業員を対象に実施した調査を基に、在宅避難に必要とされるが保有率が低い商品を中心にするといった工夫が施されています。キットには全11品目が含まれていますが、その中でも以下のものが特に注目を集めています:
- - 衛生管理用品:ペーパー歯磨きやドライシャンプーなど。
- - 調理支援:湯煎調理用ポリ袋を取り入れ、在宅避難時でも温かい食事を享受できるように配慮されています。
マンションでは、在宅避難キットが二つのボックスに分けて提供され、収納に適した場所に保管できる工夫がされています。
在宅避難ガイドブック『おうち de mamoru book』
本ガイドブックは、NPO日本防災士機構認定の防災士・釜石徹氏の監修のもと、在宅避難に関する実用的な情報が盛り込まれています。内容は、マンション版と戸建版に分かれており、なぜ「在宅避難」が重要とされるのか、また安心で安全な部屋の環境を作るポイントなど、具体的なアイデアが掲載されています。
今後の取り組み
阪急阪神不動産では、これまでに進めてきた防災備蓄倉庫の設置や、コミュニティ活動を通じて、より多くの人々に防災意識を持続してもらえるよう支援しています。そして、新たに設置される主寝室の「ホーム保安灯」や、共用部に導入された簡易湯沸かし器など、家族の安全を守るための取り組みを進めていきます。
以上の取り組みにより、阪急阪神不動産はお客様に物理的な安心を提供し、より意識的に防災について考えていただけることを目指しています。災害の発生が懸念される現代において、在宅避難の重要性が高まる中、ユーザーの安全で安心な生活の維持に貢献する姿勢が求められます。