大島千結さんが愛知県でスピーチコンテスト優勝
愛知県の日進市に所在する国際高等学校の2年生、大島千結さんが、第31回愛知県高等学校英語スピーチコンテストにおいて見事に第1位を獲得し、次のステップである東海北陸大会への出場権を手にしました。彼女のスピーチのテーマは「Being a Nerd(オタクであること)」であり、好きなことに情熱を持ち、それを追求することは誇りに思うべきだと力強く訴えました。
高校生の情熱が結実
今回の大会には、愛知県内の各地域予選を勝ち抜いた77名の中から選ばれた13名の高校生が参加しました。スピーチの後に行われた質疑応答では、審査員から「あなたと同世代の子どもたちが情熱を持つため、学校はどのようなサポートができると思いますか?」との質問がありました。これに対し、大島さんは「通っている国際高等学校では、各教科の教師が幅広い知識を持ち、生徒の興味に応じたアドバイスを提供してくれます。このような環境が、生徒が自身の興味を追求する助けになっています」と自信を持って答えました。
トピック選定の苦労
スピーチの準備を振り返り、大島さんは「トピックの選定が一番困難だった」と話します。様々な経験や社会的な問題を考慮した中から、自らが心から訴えたいテーマを選ぶ過程は彼女にとって重要なものでした。特に、アメリカでの仲間たちとの時間が決め手となり、最終的に情熱を持つことの大切さについてスピーチする決断をしたそうです。
昨夏、コロンビア大学とジョージア大学を訪れた体験から、国際外交についての学びが深まりました。ここで出会った仲間たちの情熱に刺激を受けたと同時に、自らの経験をスピーチに織り交ぜることを考えるようになりました。
リハーサルと準備
原稿が完成した後、大島さんは学校の講堂でのリハーサルを繰り返しました。話し方や視線配り、演技表現などに気を付けながら、上級生を招いてフィードバックをもらうことで、徐々に自信を高めていったとのことです。「本番では、緊張せずに自分の思いを伝えることができたが、今後は身体全体を使った表現にも意識を向けていきたい」と彼女は語っています。
次なるチャレンジへ
3週間後に予定されている東海北陸ブロック大会に向けて、学校の仲間や先生方のサポートをもらいながら、スピーチのブラッシュアップに挑む意気込みです。全国高等学校英語スピーチコンテストの東海北陸ブロック大会は、2024年11月23日(土)に石川県で開催される予定です。
国際高等学校について
国際高等学校は、2022年9月に愛知県日進市に設立された学校で、世界的なリーダーを育成することを目的としています。多様なバックグラウンドを持つ生徒が共に学び、国際的な視野を養う環境が魅力です。英語での授業を通じて、将来自分の情熱を追求する力を養えるよう、教育の質にも重視しています。また、全寮制のボーディングスクールとしても知られ、同世代の仲間たちとの協力を通じてさまざまな価値を学ぶことができるのです。
まとめ
大島千結さんの感銘深い演説は、彼女自身の情熱と、国際高等学校の教育方針の賜物と言えるでしょう。今後の大会でのさらなる成長が期待されます。