ライフネット生命保険、新たなリーダーシップ体制を構築し業界変革を加速

ライフネット生命保険が新たな経営陣を迎えた

ライフネット生命保険株式会社は、2025年6月22日に開催された定時株主総会および取締役会の決議により、横澤淳平氏が代表取締役社長に、河﨑武士氏が取締役副社長CFO（最高財務責任者）に就任したことを発表しました。この新たなリーダーシップ体制は、同社のさらなる成長と業界の変革を目指す重要なステップです。ライフネット生命保険は、企業理念として「正直に経営し、わかりやすく、安くて便利な商品・サービスを提供する」と掲げており、これからの方向性に期待が寄せられています。

新しい目標への挑戦

新たに社長に就任した横澤淳平氏は、保険業界の未来について強い決意を持っています。「『ネットで保険を売る会社』から『生命保険を扱うインターネット企業』という新しいステージを目指す。生命保険を『人が売るもの』から『自分で選ぶもの』に変えるため、加入体験のリデザインを進めたい」と語ります。さらに、「マイナンバーを活用したオンライン生保の実現は、業界における一大革新のチャンスだ。社員全員でより良いサービスを追求し、『最高の保険体験を届ける』という目標に向かって進む」と述べ、会社の成長に全力を注ぐ意向を示しました。

CFOの役割と展望

また、河﨑武士氏も新たな役割を担い、市場評価の改善に貢献する姿勢を強調しました。「取締役副社長CFOという位置付けには重責がありますが、横澤社長の描くビジョンに強く共感しています。会社の持続的な成長に貢献するためには、財務面からのサポートが不可欠です」とのコメントが印象的です。また、2025年度中に東京証券取引所のプライム市場への移行を目指し、企業価値向上に向けた取り組みを進める重要なタイミングであると指摘しました。

未来へ向けたビジョン

ライフネット生命保険は、デジタルテクノロジーを積極的に活用しながら、顧客一人ひとりの生き方を応援する姿勢を崩さず、社会の未来を見据えた事業を展開していく意向です。特にオンライン生保業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立するため、今後も安心できる未来を育てるための取り組みを強化していく方針です。新しい経営体制により、同社は保険業界の常識を覆し、次代の保険のあり方を模索し続けていくことでしょう。