キャリア統一の本人確認API導入がもたらす新たなサービス
株式会社NTTデータは、携帯3キャリアが提供する本人確認APIを活用する新たなサービス「OpenCanvasキャリア認証サービス」を発表しました。このサービスは、2026年3月より株式会社チャリ・ロトが運営する競輪・オートレースの車券購入が可能な投票サービス「チャリロト」に導入されます。特に注目すべきは、従来の複雑な本人確認手続きが一新されることで、ユーザー体験が大きく向上する点です。
新サービスのポイント
本サービスの最大の特徴は、携帯3キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)が提供する多様なAPIをNTTデータが一元化し、一度の接続で各キャリアに対応可能にするところです。これにより、ユーザーはスマートフォンを通じて即時に本人確認を行えるようになります。特に、会員登録時に必要だった身分証明書の撮影やアップロードが不要になるため、ユーザーにとっての手間が大幅に削減されます。これにより、会員登録途中での離脱率の低減も期待されています。
業界背景と課題
公営競技業界においては、未成年者による車券購入が禁じられているため、本人確認と年齢確認が必須です。従来は身分証明書のアップロードによる確認が一般的でしたが、その手間や心理的負担が大きく、多くのユーザーが途中で手続きを諦めてしまうという課題がありました。それに対して、チャリ・ロトはNTTデータの新サービスを導入し、ユーザーの負担を軽減しながら確実な本人確認を実現することを目指しています。
利用の流れ
新しい本人確認プロセスはシンプルで、以下の手順で完了します:
1. 利用者が契約している携帯キャリアを選択する。
2. 指定された暗証番号を入力する。
3. 情報提供に関する同意を行う。
4. 受け取った情報を確認し、登録を進める。
これにより、最短3分ほどで会員登録が完了します。今までのように、身分証明書の不備による手続きの遅延や再操作が発生することがなくなります。
期待される効果
チャリ・ロトでは、このサービスによって提供されるUI/UXの向上により、会員登録者数を増加させる方針です。NTTデータは、サービスの初期導入にあたり開発工数と期間を約50%削減することが期待されています。また、本人確認処理の自動化によって運用負荷の軽減も図られます。
今後の展開
今後、NTTデータは公営競技業界に限らず、決済、エンターテインメント、ECなどの幅広い分野にこのサービスを展開していく予定です。携帯3キャリアの本人確認APIを統合的に扱うことができる特長を生かして、より多くのユーザーに利便性の高いサービスを提供することを目指します。
本サービスの導入によって、ユーザーに新たな体験を提供し、企業の運用効率まで向上させることが期待されています。今後の進展が注目されます。