シーズン・ラオの新作展が京都で開催
2025年1月15日(水)から2月16日(日)までの間、京都の「ギャラリー白川」ではシーズン・ラオ(Season Lao)の新作を含むセレクト展が開催されます。 シーズン・ラオはマカオ生まれのアーティストで、彼の作品は主に雪や霧といった自然現象によって生じる幻想的な世界を表現しています。
彼の作品は和紙の質感を生かし、現実と幻想の境界を行き来する一瞬の美を捉えています。本展では、シーズン・ラオの代表作「Takachiho, Miyazaki, Japan 1・2(2023)」「Mt.Kagami, Saga, Japan(2023)」に加え、新作「Shimabara Peninsula, Nagasaki, Japan(2024)」など、全11点が展示される予定です。
シーズン・ラオは2019年からギャラリー白川で数多くの個展を行っており、今回で5回目。本展でも彼の独自の観点から生まれた幻想的な作品を楽しむことができます。また、シーズン・ラオが展開する「容中律」というテーマに基づいたインスタレーションに関連するシンポジウムも2023年12月に開催され、哲学者Romaric Jannel氏との対談も行われました。
2023年にはニース国立東洋美術館にて22.3mに及ぶ大作を含む個展も開催し、注目を集めました。彼は現代アートシーンの中で新たな視点を提供し続けるアーティストであり、ギャラリー白川での展示はその足跡を証明する貴重な機会です。
さらに、シーズン・ラオは日本国内のパブリックスペースでも活躍を広げており、ザ・リッツ・カールトン福岡では10メートルのインスタレーション作品がコレクションされています。あそこの展示も彼の作品の一環として楽しむ価値があります。
なお、本展に関する図録も販売予定で、アートの記録を手元に残すことができます。ギャラリー白川は、月曜と火曜が休廊日ですが、祝日の場合は開廊します。
シーズン・ラオの作品は自然の美しさを和紙の上に写し込むことで、鑑賞者に感動を与える一方で、現代の物質文明と自然との対話を促していると言えるでしょう。そのため、展示の内容は単なるアートの紹介にとどまらず、私たちの意識をも刺激するような展覧会となっています。
この機会を逃さずに、ぜひ京都ギャラリー白川に足を運び、シーズン・ラオが描く新たな幻想の世界をご体感ください。
【展示概要】
- - 展覧会名: シーズン・ラオ Season Lao 2025 ー セレクト展
- - 開催期間: 2025年1月15日(水)〜2月16日(日)
- - 休廊日: 月曜日・火曜日(祝日の場合は開廊)
- - 主催: ギャラリー白川
- - 公式サイト: ギャラリー白川