ロジェ・デュブイが魅せる魔術師マーリンの新作タイムピース

壮大な自然が再現された新たなタイムピース

スイスの高級時計メーカー、ロジェ・デュブイが手掛ける「ナイツオブザラウンドテーブル」の最新作が発表されました。今回の作品は、アーサー王伝説の中心人物である魔術師マーリンをテーマにしたデザインで、壮大な自然と卓越したクラフトマンシップの融合が感じられます。北アイルランドの象徴的な景観、「ジャイアンツ・コーズウェー」の神秘的な美しさを模したこのタイムピースには、まさに魔法のような魅力が詰まっています。

魔法のような巨人の国からのインスピレーション

アーサー王の物語によれば、魔術師マーリンは巨人の国で不思議な風景を目にしたとされています。眼下に広がる綺麗な六角形の石柱と幾何学模様が魅力的で、この地形の神秘的な雰囲気は多くの人々を惹きつけました。マーリンは、これらの石を用いてストーンヘンジを創り出したという伝説もあります。ナイツオブザラウンドテーブルの新作は、こうした魅惑的な物語からインスピレーションを受けた作品になっています。

高度な技術が息づくタイムピースのデザイン

新作のダイヤルは、18Kピンクゴールドを基調とし、精密に掘り込まれた六角形の形状で構成されています。その後、ブラックPVD加工を施し、奥行き感のあるサンレイパターンやマット加工を加えて、深みのある質感を実現しました。職人たちは手作業で56個のブロックを積み重ね、巧みに高さをつけて配置。このプロセスにおいては、28個の本物の玄武岩ブロック、9個のソリッドピンクゴールドブロック、10個のブラックムラノガラスブロック、そして9個の透明なガラスブロックが使用され、それぞれの素材が引き立て合い、独自の魅力を放っています。

騎士たちの勇敢な姿

このタイムピースには、微細なスカルプチャーで作られた12体の騎士がデザインされています。騎士たちは、冒険を行う勇者たちとして表現され、各々が18Kピンクゴールドで作られています。その魅力や力強さを引き立てるため、ヘルメットや武器のディテールには多くの注意が払われ、繊細な彫刻が施されています。これにより、彼らのマントの皺やコントラストがより際立ち、視覚的な美しさが増しています。

未来を予見するタイムピース

魔術師マーリンが全知全能の存在として描かれるように、このタイムピースもデザインに独自のビジョンを持っています。サファイアウィンドウを通じて、騎士たちが集結する場面や光の戯れを楽しむことができます。搭載されているモノバランシエ RD821キャリバーは172の部品から成り、精密な構造が特徴です。この部分にも、サファイアウィンドウの下にあたるように設計されています。さらに、手作業で施された仕上げにより、ジュネーブ・シールの認証を取得しています。

伝説の物語を受け継ぐ独自の存在

ロジェ・デュブイは、この新作タイムピースを「ナイツオブザラウンドテーブル」シリーズの第一章と位置づけています。2013年から続くこのコレクションは、アーサー王伝説の魅力を受け継ぎ、力強い物語とともに発展を続けています。この作品限定は28本で、特別感を感じられる一品となっています。ナイツオブザラウンドテーブルが体現する絆や精神は、タイムピースを手にした者に真の一体感を与えることでしょう。