新年の目標設定、ゆるさが幸福感を高める
株式会社10が行った調査によると、新年の目標を立てない人が約6割を占めていることが分かりました。これは、近年の生活者が目標を持つこと自体にプレッシャーを感じていることを表しています。しかし、目標を設定することで、満足度が高まる傾向があり、特に「義務」としての目標ではなく、ゆるやかな設定が重要であることが示されています。
調査の背景
新年の目標設定は、年末年始に自分を見つめ直す機会として重要な意味を持ちます。しかし、ここ数年で、目標を立てることがストレスや自己否定につながるという意見も増加しています。10 Inc.では、どのように人々が目標を捉え、その考え方が年間の満足度に影響を与えるのかを検証するため、この調査を行いました。
調査結果
目標を立てない派が増加
調査の結果、毎年しっかりと目標を立てると答えた人は約7%に過ぎず、約6割が目標を立てないと回答しました。年齢別に見ると、20代は未達成による自己肯定感の低下を避けたい、30代から40代は仕事や家庭の忙しさに追われ未来を考える余裕がない、50代以上は競争を避け穏やかさを求めているという傾向が浮かび上がりました。
目標設定の重要性
一方で、目標を持っている人ほどその年をポジティブに評価する傾向が強いことが分かりました。特に毎年しっかり目標を設定する人々は、満足度の高い割合が顕著です。
ゆるい目標設定が鍵
「毎年しっかり立てる」と感じている人たちの中で共通して見られたのは、達成に対する義務感を持たず、「できなかったことも含めてOK」という自己許容の姿勢です。このように、目標を自分を縛るものではなく前向きなきっかけとして捉える「ゆるさ」が、幸福感につながっています。
成功を楽しむための工夫
目標達成のプロセスを楽しむために、目標に向けたご褒美を設定したり、手帳やアプリを活用することが多いことが確認されました。これらのツールは、遠くのゴールだけでなく、今の瞬間の喜びを大切にする傾向を示しています。努力の過程そのものが心地よい体験に変化することで、継続するモチベーションが支えられているのです。
2026年に求められる価値観
調査では、2026年を象徴する漢字として「楽」「健」「笑」が選ばれ、競争や達成よりも心の充実やウェルビーイングを重視する価値観が強まっていることが伺えます。このことは、現代の生活者が無理をせず心身を健康に保ちながら生活することを望んでいることを示しています。
総括
調査結果からは、「頑張りすぎない目標設定」が幸福感を高める現代の新しい在り方が浮かび上がりました。新年の目標は重要ですが、それを「ゆるく」設定することが満足度を向上させる鍵であることが明らかになったのです。心と身体の充実を重視した行動が2026年に求められることを都是必要であると考えます。
10 Inc.では今後も、生活者のインサイトを深く捉えた調査を通じて、価値を共創するための知見を発信し続けます。