プライドハウス東京と日本オラクルが手がける新たな企業向けセミナー
NPO法人プライドハウス東京は、企業向けにトランスジェンダーとノンバイナリーをテーマにしたセミナー資材を公開しました。この取り組みは、Diversity & Inclusion(多様性の受容)を推進するための重要な一歩であるとされています。日本オラクル株式会社との協力により、さまざまな職場での活用が期待されています。
セミナーの目的
本セミナーの特徴は、単に知識を学ぶだけでなく、参加者が職場における特定のシチュエーションを体験することにあります。トランスジェンダーやノンバイナリーの方々が日常的に直面する課題を理解し、職場における行動を見直す良い機会を提供します。
研修資材のダウンロード
研修資材は公式サイトからダウンロード可能で、企業はこれを利用して社内研修に活用できます。このセミナーは、参加者にとって実践的かつ有用な情報源となる仕組みを整えています。
研修の内容と進行方法
セミナーは、スキット(寸劇)とダイアログ(対話)を組み合わせて構成されています。スキットの中では、職場での具体的なシーンを上演し、参加者に無意識のバイアスやマイクロアグレッションがどのように表れるかを体感してもらいます。
スキットの特徴
スキットに参加する演者は、設定された台本に沿って演技を行います。観察する参加者は、その演技からリアルな職場環境における課題を見つめ直す機会を得ます。演じる際には、意図的に不快な発言や行動が盛り込まれており、これが参加者の気づきを促します。
ダイアログの進行
スキットの後にはダイアログの時間が設けられ、参加者が自らの視点から感じたことをシェアします。このプロセスを通じて、さまざまな意見が交わされ、多様な価値観を受け入れる姿勢が育まれます。
企業への期待
この取り組みは、今後さまざまな企業で実施されることを願われており、多様性の理解と職場環境の改善が期待されています。また、第2弾としてノンバイナリーに焦点を当てた資材も準備中とのことです。
NPO法人プライドハウス東京について
プライドハウス東京は、LGBTQ+関連の支援活動を広く展開しているNPO法人です。教育・多様性の発信、文化の継承、居場所づくりなど、さまざまなテーマに基づいたプログラムを運営しています。
公式サイト:
プライドハウス東京
結論
プライドハウス東京と日本オラクルの取り組みは、企業が多様性を尊重するための重要な手助けとなるでしょう。このセミナー資材を通じて、より多くの企業がトランスジェンダーとノンバイナリーに対する理解を深め、行動に移すことを期待しています。