つばめBHB新機種受注
2024-08-27 14:14:32

つばめBHB、国内第2号の小型アンモニア製造設備を受注し新たな挑戦へ

つばめBHB、国内第2号の小型アンモニア製造設備を受注し新たな挑戦へ



つばめBHB株式会社(本社:神奈川県横浜市)は、国内向けの2号機となる小型アンモニア合成設備を新たに受注しました。このプラントは低温・低圧でのアンモニア合成を実現することができ、特に工業用向けに特化しています。

背景と課題


近年、日本国内ではアンモニアの生産工場が次々と撤退しており、輸入価格も急騰しています。その結果、安定的なアンモニア供給が脅かされる状況となっています。主に肥料や化学原料として利用されるアンモニアですが、全体の80%が肥料用途で、残りの20%が工業用途に使われています。これにより、国内のアンモニア供給に対する潜在的なリスクが深刻化しています。つばめBHBは、エレクトライド触媒技術を駆使し、これらの課題を克服するためのアンモニアのオンサイト生産設備を開発しました。

新小型アンモニア合成設備の概要


新たに受注したこの小型アンモニア合成設備の容量は年産500トンを見込んでおり、将来的な増設も考慮されています。この設備は、2022年からの技術検証を経て、2024年1月に基本設計が始まります。その後、2026年の夏頃には生産が予定されており、企業にとっては大きな転機となるでしょう。

エレクトライド触媒での効率向上


現代のアンモニア生産は、従来のハーバー・ボッシュ法に依存しており、この方法は高温・高圧での生産を必要とします。それに対し、つばめBHBが開発した技術では、低温・低圧の環境で高効率にアンモニアを合成することが可能です。このアプローチにより、コスト面や環境面での課題を大幅に改善しながら、小規模プラントでの運用を実現しています。

市場ニーズの変化


さらに、アンモニアは燃料や水素キャリアとしての新たな用途が広がる中、需要は増加しています。これに伴い、つばめBHBはオンサイト生産技術を通じて、安定した供給を提供することで市場ニーズに応える方針です。国内にとどまらず、海外市場にも積極的に展開し、持続可能な社会の実現を目指します。

CEOのコメントと今後の展望


つばめBHBのCEO、中村公治は「国内2号機目の受注により、オンサイトアンモニア生産の需要が高まっていることを実感しています。私たちの技術は、再生可能エネルギーを活用することで脱炭素化にも寄与できるものです」と語っています。これにより、グリーンアンモニアの生産が進むとともに、サプライチェーンリスクの軽減にも一役買うことを期待しています。

企業の背景と取り組み


つばめBHBは2017年に設立され、低圧・低温でのアンモニア合成技術を基にしたディープテック企業として成長を続けています。国内外での展開は進む中で、持続可能な社会の構築に貢献していく方針です。国際的な環境問題への対応として新技術の導入を促進し、さらなる市場の変化に対応していくことが求められています。

この新しいアンモニア製造設備の受注は、国内外の環境問題に対する一つの解決策となる可能性を秘めています。つばめBHBの取り組みが、今後の持続可能なエネルギー社会の実現に寄与することを期待しています。


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会社情報

会社名
.css-zir7v7{font-size:15px;font-weight:600;line-height:1.5;color:rgba(0, 0, 0, 0.7);}つばめBHB株式会社
住所
神奈川県横浜市港北区新横浜2-3-12 新横浜スクエアビル 6階
電話番号

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