2025年リフォーム動向、2026年は「窓」と「断熱」の時代が到来！

2025年に実施されたリフォームに関する調査結果が発表されました。特に、キッチンは圧倒的な人気を誇り、多くの人々がこの部分の改修を行いました。一方や2026年に向けては、断熱リフォームや窓の交換に注目が集まっていることがわかりました。これにより、住まいの快適さと省エネルギー性能が一層重要視される傾向が強まっています。

調査の概要

この調査は、住宅リフォーム情報メディア「アンドリフォーム」が実施し、312名の住民に対して行われました。主な調査内容は、2025年にどのようなリフォームが行われ、2026年にはどの部分のリフォームが増えると考えられているか、補助金の利用状況、リフォームの費用帯などです。

2025年のリフォーム実施状況

2025年には、キッチン（79件）、トイレ（74件）、お風呂（73件）のリフォームが最も多く行われました。特に水回りのリフォームが中心となっており、家庭の生活動線を改善する目的での改修が多かったと考えられます。

水まわりの人気

順位	リフォーム箇所	回答数
--	----	--
1	キッチン	79
2	トイレ	74
3	お風呂（浴室）	73
4	洗面所	41
5	外壁	37
6	窓、ドア	31
7	クロスの張り替え	28
8	フローリングの張り替え	25
9	給湯器の交換	23
10	屋根	21

2026年に向けてのリフォーム検討状況

2026年には、窓や断熱リフォームの需要が急増すると予測されています。特に、電気代の高騰や国の省エネ施策への関心が高まる中で、これらの工事が大きな注目を集めています。

順位	箇所	回答数
--	--	----
1	キッチン	59
2	お風呂（浴室）	48
3	窓、ドア	42
4	断熱リフォーム	40
5	外壁	27
6	洗面所	19
7	クロスの張り替え	18
8	屋根	17
9	フローリングの張り替え	17
10	リビング	16

このように、2026年には省エネ系のリフォームが急成長する見込みです。これまで上位でなかった「窓」と「断熱」が、上位に躍進しているのは特筆すべき点です。

補助金利用状況

調査では、依然として補助金なしでリフォームを行っている世帯が7割以上であることも浮き彫りになりました。理由としては、申請方法の不明確さや対象外であると考えていることなどが挙げられています。

補助金の名称	回答数
-------	----
自治体のリフォーム補助金	38
子育てエコホーム支援事業	21
先進的窓リノベ2025	18
給湯省エネ2025	17
断熱リフォーム支援	10
火災・地震保険を使った修繕	5
その他	5

最も多いのは「自治体補助金」でしたが、国の省エネ系の補助金も一定数利用されています。ここでも情報の格差が依然として存在することがわかります。

リフォーム費用

費用面では、10万円から30万円の小規模リフォームが21.1%を占める一方で、100万円以上の大規模リフォームも一定数見られ、投資意欲があることが示されています。こちらも水回りのリフォームが中心となっており、省エネリフォームが増加する中で、価格の二極化が進んでいます。

まとめ

調査結果から、2025年には水回りが中心となり、断熱と窓リフォームが急成長すると予測される2026年には、大規模な省エネリフォームの時代が訪れそうです。電気代の高騰や環境意識の高まりが影響していると考えられるこのトレンドは、今後も持続するでしょう。アンドリフォームでは、引き続き住宅リフォーム市場の動向に注目し、居住者が安心してリフォームを行える情報提供を行ってまいります。