神戸大とBiodata
2022-05-18 10:00:12
兵庫県が誇る!Biodata Bankと神戸大学の連携プロジェクト
兵庫県で始まった新しい健康管理プロジェクト
最近、兵庫県のBiodata Bankが神戸大学との協力によって、体温に関連する新しい研究プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、特に深部体温を推定するセンサーの開発を中心にしています。深部体温は生命の維持や健康状態を示す重要な指標ですが、より手軽に測定できる方法がこれまで存在しなかったため、この研究は注目されています。
Biodata Bankの役割
Biodata Bankは、体温に関する様々な研究開発を行っている企業です。彼らの研究は、皮膚温度などの表面温度とは異なり、深部体温の測定に重点を置いています。通常、深部体温は体温調節機能によって一定のリズムで変化します。この温度の把握は、熱中症のリスクを軽減したり、運動パフォーマンスを向上させたりする上で非常に重要です。
特に、現在主流な測定方法は医療機器に依存しているため、日常生活の中で気軽に深部体温を測定する手段が必要とされていました。Biodata Bankは、このニーズに応える形で新たな解決策を提供しようとしているのです。
神戸大学の貢献
神戸大学の川口博教授と和泉慎太郎准教授が率いる研究室は、コグニティブコンピューティングの社会実装を目指しています。特にIoT(モノのインターネット)やヘルスケア、機械学習などの分野で多岐にわたる研究を行っています。この研究室は、ソフト面・ハード面を問わず複合的なアプローチで研究に取り組み、深部体温を測定するデバイスの開発に協力しています。
熱中対策ウォッチ「カナリア」
また、Biodata Bankは深部体温を推定する技術を活用した「熱中対策ウォッチ カナリア」を開発しました。この製品は、熱中症のリスクを未然に検知するためのリストバンド型ウェアラブルデバイスです。特許取得済みの技術により、深部体温の変化を監視し、異常を検知した際にはアラームとLED表示でお知らせします。これにより、熱中症の兆候を早期に察知し、適切な対策を講じることが可能です。
一度の充電で約3〜4ヶ月間使用でき、デザインも老若男女問わず使いやすい仕様になっています。販売は、Biodata Bankの子会社であるHEATVANCE株式会社を通じて行われています。
まとめ
この新たな産学連携プロジェクトにより、深部体温の測定がより身近に行えるようになることが期待されています。熱中症対策や日常の健康管理において、Biodata Bankと神戸大学がもたらす新しい技術がどのように活用されていくか、今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
-
Biodata Bank株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区桜丘町29番17ー302号
- 電話番号
-
03-6416-4924