能楽と宝生流展
2024-09-13 12:21:19

国立能楽堂で楽しむ特別な能楽の世界と宝生流の魅力

特別な能楽の世界へ



国立能楽堂は、能楽の保存と普及を目的に1983年に開場され、年々多彩な公演を提供しています。2023年11月から来年3月にかけて、新たな公演や魅力的な展示が開催される予定です。この特集では、注目の公演「空蝉」や「雷電」、そして35年ぶりの新演出を迎える「武文」について詳しく紹介します。さらに、宝生流の貴重な展示も見逃せません。

復曲能「空蝉」



特集・源氏物語として、11月23日(土・祝)に上演される復曲能「空蝉」は、光源氏と空蝉の恋の物語を描いています。この作品は、宝生流にのみ伝わる貴重な能楽で、大正期には廃曲となっていましたが、2008年に復曲上演され、今回が第2回目の上演です。主催者は、光源氏と結ばれたものの、その愛を拒み続けた空蝉の複雑な心情を正統派の技法で丁寧に描くとしています。今回は、箏曲『住吉』との共演も予定されており、和の文化の深みを存分に味わえる公演となっています。

復曲能「雷電」



2024年2月28日(金)には、菅原道真が雷神となり、僧との饗宴で繰り広げる壮大な戦いを描く能「雷電」が上演されます。この作品は、道真とその周辺の伝説が反映されており、明治期に廃曲となっていましたが、2011年に復曲試演が行われました。今回の公演では、打楽器とのコラボレーションや、新たな視点での演出が注目されており、見る者を一瞬で引き込む力を持っています。

特別企画公演「武文」



3月28日(金)と29日(土)には、忠臣が拐かされた姫を追う姿を描いた「武文」が上演されます。昭和62年に復曲初演されたこの作品が、35年ぶりに新演出で蘇ります。「武文」は、従来の能とは一味違ったせりふ劇の要素が強く、新たに焦点を当てられる武文の心情描写が、これまでの上演とは一線を画した魅力を持ちます。

宝生宗家展



公演期間中は、能楽堂の展示室にて「宝生宗家展」も開催されます。この展示は、宝生流に伝わる名作能面や、重要文化財・重要美術品を含む約170面が公開される本邦初の試みで、今まで見たことのない能楽の背後にある文化に触れる絶好の機会です。特に、能装束や文献も厳選されており、能楽ファンにはたまらない内容となるでしょう。

展示は3期に分けて行われ、各期で異なる作品が見られる機会が設けられています。また、関東大震災で焼失を免れた貴重な資料や文書も初公開されるとのことです。

まとめ



国立能楽堂で開催される公演や宝生流の展示は、芸術を愛する人々にとって見逃せない機会です。古典文化が持つ深い魅力をぜひ体感してみてはいかがでしょうか。心に残る特別な体験を提供するこの素晴らしいイベントに、足を運んでみてください。

詳細情報やチケット購入は公式ウェブサイトをご確認ください。


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会社情報

会社名
文化庁
住所
京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
電話番号
075-451-4111

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