ルイ・ヴィトンがフォーミュラ1®との提携を発表
ルイ・ヴィトンは、フォーミュラ1®と10年間にわたる契約を結びました。この新たなパートナーシップにより、ルイ・ヴィトンはフォーミュラ1®にオフィシャル・パートナーとして参加し、特に注目される2025年のオーストラリア・グランプリのタイトル・パートナーを務めることになります。
この競技は、2025年に75周年を迎える壮大なイベントです。ルイ・ヴィトンは、その象徴的な役割を果たしながら、レースに訪れるアスリートやファンに、輝かしい経験を提供する意気込みを示しています。ルイ・ヴィトンとフォーミュラ1®のコラボレーションは、革新とダイナミズムを追求し、両者の共通の価値観であるヒューマン・ストーリーを支え合うものです。
昨年、LVMHがフォーミュラ1®の新しいグローバルパートナーに選ばれたことから、ルイ・ヴィトンの参画はさらなるステップとなりました。このパートナーシップの中で、ファッションや文化、エンターテインメントそしてスポーツが交わる新たな時代を築き上げていくことが期待されています。
2025年のシーズンは、メルボルンでの開幕戦が3月14日(金)に行われ、16日(日)に決勝が予定されています。ルイ・ヴィトンは、開会式や表彰式などの重要なイベントにも参加し、「Victory travels in Louis Vuitton(勝利の喜びをのせて旅するルイ・ヴィトン)」というメッセージを発信し続けます。トロフィー・トランクも初めてレースの目立つ場面で活躍します。
また、ルイ・ヴィトンとフォーミュラ1®の関係は、モナコ自動車クラブとのパートナーシップを通じてスタートしました。2019年から2024年までは、フォーミュラ1®モナコグランプリのためのトロフィー・トランクを開発し、贈呈してきた実績があります。ルイ・ヴィトンが手がけるトロフィーは、FIFAワールドカップやパリオリンピック、アメリカズカップなど、世界的なスポーツイベントでもその存在感を示しています。
ルイ・ヴィトンのトロフィー・トランクは、パリ郊外の伝説的なアトリエで手作業によって製作されています。1897年、創業者ルイ・ヴィトンの息子ジョルジュが自動車人気の拡大を予見し、最初の「オート・トランク」を生産したことが、歴史の一部を刻むことになったのです。今将来にわたり、トランクは自動車競技の重要な象徴として機能し続けるでしょう。
ルイ・ヴィトンは、旅の伝統を受け継ぎつつ、自動車デザインの革新にも力を注いでいます。1990年代には自らのレースイベントを主催し、クラフツマンシップを育んできた実績があります。新たなトロフィー・トランクにも、クラシックなブラウンを基盤にした独自のデザインが施されています。
フォーミュラ1®の人気が高まる中で、ルイ・ヴィトンはアスリートたちが抱える勝利の瞬間を統一する象徴として新たな役割を果たします。会長兼CEOのピエトロ・ベッカーリは、このパートナーシップの意義を強調し、アートやエンジニアリングのシナジーが見られると説明。フォーミュラ1®のCEO、ステファノ・ドメニカリも、両者の共通の情熱が未来の成功へと繋がることを期待しています。
ルイ・ヴィトンの歴史は、数々のスリリングな瞬間で彩られており、アスリートとの関わりを通じて新しい伝説を創り出すことに挑戦し続けます。スポーツとラグジュアリーの融合はこれからの時代の新しい風景を映し出すことでしょう。
このように、ルイ・ヴィトンのフォーミュラ1®との提携は、単なるスポーツビジネスを超え、革新と伝統、芸術とスポーツを融合させた新たな章を印象付けています。