アイドルの訴訟支援
2018-10-12 17:35:38

被害救済を目的としたクラウドファンディング始動、アイドル自殺訴訟に注目が集まる

弁護士による被害救済を目指すクラウドファンディング



愛媛県松山市に拠点を持つアイドルグループ『愛の葉Girls』のメンバー、大本萌景さんが2018年に自ら命を絶った事件を受け、弁護士たちが立ち上げたクラウドファンディングプロジェクトが今注目を集めています。このプロジェクトは、リーガルファンディングと呼ばれる仕組みに基づいており、法的な問題に直面するが資金的な理由で困難な人々を支援することを目的としています。

リーガルファンディングとは?



リーガルファンディングは、法的な問題を抱えながらも経済的な理由によってその解決のための訴訟を諦めてしまう人々のためのサポートサービスです。この活動は、既に担当弁護士がいて、訴訟に向けて動き始めている案件に対する支援を行なっています。プロジェクトの立ち上げは、事件を担当する弁護士のみが行い、全ては弁護士で構成された審査委員会の確認を経て公開されます。

1号案件:自殺訴訟の真相



今回のプロジェクトの第1号案件となるのは、大本萌景さんの自殺を巡る訴訟です。萌景さんは、当時16歳という若さで命を絶ちましたが、その背後には彼女を追い詰める企業のパワハラや違法労働の実態が存在するとされています。訴訟に関わる弁護士たちは、萌景さんを取り巻く環境における労働条件や学校との両立の難しさ、パワーハラスメントによる精神的圧迫、そして高校進学のための借入を直前に撤回されたことなど、様々な問題点を指摘しています。

訴訟の目的



訴訟を通じて、萌景さんの死の真相を解明し、さらには地下アイドル文化におけるハラスメント行為や違法な労働環境の改善を目指しています。これにより、未成年のアイドルたちがより良い環境で活動できるようにすることがこの訴訟の大きな目標です。また、企業に対してもその責任を問い正し、同様の悲劇が再発しないよう働きかけていく姿勢が示されています。

続いての動きと期待



本プロジェクトが開始されてから、社会からの関心は高まっています。被害を受けた人々を支援する新たな手段としてリーガルファンディングへの期待が寄せられ、さらなる支援が集まることが期待されています。クラウドファンディングは、支持者の力を集結し、社会的にも意義のある訴訟を進展させる手段となります。現代において、法的な支援が必要な人々にとって、こうした活動は重要な意味を持つと言えるでしょう。リーガルファンディングの公式サイトで詳細を確認し、賛同する方々にはぜひご支援をお願いしたいと思います。

会社情報

会社名
一般社団法人リーガルファンディング
住所
東京都新宿区四谷2丁目2番地1四谷フジビル4階
電話番号
03-3358-0992

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