サラブレッド支援
2020-03-26 10:03:06
競走馬になれなかったサラブレッドを支える新しい試みと『馬旅倶楽部』の活動
引退競走馬の新たな支援プロジェクト『馬旅倶楽部』
競走馬になれなかったサラブレッドたちの人生を豊かにしようとするコミュニティ『馬旅倶楽部』が始動し、早くも100人を超えるパトロンが集まりました。サラブレッドの多くは若いうちに競馬界から引退し、彼らの将来は必然的に課題となります。特に、馬は犬や猫に比べて飼育管理にかかる費用や手間が多いため、安易に保護することが難しいのが現実です。
ゲヴュルツの物語
本プロジェクトの支援対象となるのは、ゲヴュルツという4歳のサラブレッドです。彼女は鹿児島県で生まれ、一度も競馬場を走ることのなかった特別な存在です。彼女は競走馬としての才能を見出されず、現在は乗用馬としての再調教を受けています。彼女の過去は悲しくも華やかではありませんが、今後の成長に期待が寄せられています。
馬旅倶楽部の使命と目的
『馬旅倶楽部』では、引退競走馬の社会的な課題に取り組むため、老いても身体を使える馬たちの乗用馬への転職を手助けしています。このプロジェクトの中心にいるのはゲヴュルツであり、彼女のトレーニング、ケア、競技会への参加を通じて、他の引退競走馬たちへの道筋をつけていきます。特に「乗馬人口の増加」と「引退競走馬の再調教」が彼女の成功に結びつくと信じています。
今後の活動と展望
パトロンが100人を超えたことで、ゲヴュルツの管理費やトレーニングに必要な資金が提供されることが決定しました。次のステップとして、彼女は2020年4月に行われる「岡山グランプリ2020ホースショースプリング大会」に出場予定です。この大会は彼女にとって初めての馬術競技となります。出場が確定することで、引退競走馬にも新たな活躍の場が生まれるでしょう。
飼育の課題と未来への取り組み
引退競走馬を支える活動には、まだまだ課題が残っています。例えば、引退馬たちの再就職先を作るための社会的理解が不可欠です。『馬旅倶楽部』はそうした理解を深め、今後の活動をますます拡大させていく予定です。入会金無料、月会費も980円からと手軽なので、皆さんもぜひ参加してみてはいかがでしょうか。会員特典としては、定期的な情報提供やポストカード贈呈といった嬉しいサービスも充実しています。
まとめ
競走馬としての道を選べなかったサラブレッドたちに、新たな人生の可能性を与えられる『馬旅倶楽部』の活動は、愛馬たちの未来にとって重要です。ゲヴュルツを通じて、他の馬たちの活躍につながるサポートができることを願っています。これからも、彼女の成長を見守っていただければ幸いです。
会社情報
- 会社名
-
ホースパートナーズ
- 住所
- 愛知県豊橋市西幸町字浜池333-9豊橋サイエンスコア109
- 電話番号
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0532-43-6746