SAGA2024の配信業務を担うユニゾンシステムズの挑戦
株式会社ユニゾンシステムズは、佐賀県で行われる「SAGA2024」の全競技、417配信を担当することが決定しました。このプロジェクトでは、最新のスマートフォンやリモート技術を駆使し、全国へスポーツの楽しさを広げることを目的としています。
配信業務受託の背景
ユニゾンシステムズは、これまでも多様なスポーツイベントの配信を手掛けており、特に毎年開催される福岡市での「金鷲旗・玉竜旗高校柔剣道大会」では、1000試合以上を配信する大規模プロジェクトを3年間連続で成功させてきました。その実績が評価され、2023年10月には佐賀市に新たに営業拠点を立ち上げました。この新オフィスにより、地元企業と連携しながら、SAGA2024の配信業務を円滑に進めることができる体制を整えています。
配信体制の革新
今回の配信では、最大で1日55試合を同時配信可能な技術が導入されます。特に、スマートフォンを用いた配信は、アプリをインストールするだけで簡単に行えるため、選手や関係者が手軽に参加できる環境を整えました。これにより、観客は現地にいなくても試合をリアルタイムで楽しむことができます。
スマートフォンを活用した撮影
ユニゾンシステムズは、撮影システムに「LM-Cam」というアプリを使用します。このアプリはWi-Fi環境下でスマートフォンを遠隔操作できるため、設置スペースを効率的に活用できます。これにより、現地での人員を大幅に削減しつつ、高品質な映像の配信を可能にします。
リモート技術による実況
競技の実況解説についても、現地のみならずリモートで行う体制が整えられています。これにより、多様な講師陣からの解説を受けることができ、視聴者にとって分かりやすい配信が実現します。また、配信映像にはリアルタイムで得点CGやテロップを挿入することで、試合の状況を瞬時に把握できるように工夫されています。
管理センターの設置
さらに、24時間稼働の管理センターも設けられ、映像の監視や管理が行われます。大会ごとに役割を調整することで、効率的な配信体制を確立しています。このように、ユニゾンシステムズは最新のICT技術を駆使し、これまでにない高品質なスポーツ配信を実現するとしています。
SAGA2024の概要
SAGA2024は、令和6年10月5日から28日まで開催される予定です。会期の前後にも数々の競技が行われるため、参加者たちによる熱戦が期待されます。
ユニゾンシステムズの歩み
ユニゾンシステムズは、創業から33年を迎えるITベンダーとして、放送局向けのシステム開発に特化してきました。近年では一般企業向けの映像システム提供を開始し、映像を扱うビジネスの幅を広げています。今後も映像技術を活かし、企業のニーズに応えるソリューションを提案していく方針です。
詳細については、
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