新サービス「物件会議」
2018-04-26 09:00:09

不動産業界の生産性を向上させる新サービス「物件会議」の登場

不動産業界の新たな情報プラットフォーム「物件会議」が始動



不動産業界では、情報が生命線であると言われていますが、多くの情報がオープンにはなっていないという現実があります。不動産取引に関する情報は、インターネット上で簡単に手に入るわけではなく、特に優良な情報は限られたネットワーク内でしか流通していません。このため、買い手も売り手も、理想の情報にアクセスできず、不最適な選択を余儀なくされることが多いのです。

さらに、情報収集を人手で行うには多大な労力が必要であり、業界全体で見れば、人手不足が深刻です。この背景を踏まえ、業界の生産性向上に向けて新たに開発されたのが、チャット形式のBtoB不動産情報交換プラットフォーム「物件会議」です。

物件会議の特長


「物件会議」は、会員制のプラットフォームとして、不動産仲介業者や建築会社、ディベロッパー、ハウジングメーカー、さらに法律や税務の専門家などが参加します。ユーザーは、自らのニーズを投稿することで、情報を持つ他の企業から個別に情報提供を受けることが可能です。このシステムにより、双方の業者が有益な情報を効率良く交換できる場が提供されます。

買い手にとっての利点


買い手側には、いくつかのメリットがあります。まず、借りたい・買いたい物件の条件を投稿することで、自動的に情報が集まり、さまざまな選択肢を比較できます。また、これまで接点がなかった企業とも繋がることができ、個別のクローズドなやり取りにより、秘匿性のある情報も手に入りやすくなります。

売り手のメリット


売り手側も大きなメリットを享受できます。ニーズが一覧で表示されるため、買い手の要求を把握しやすく、その情報に基づいて無駄なく物件を提案できます。また、出店希望の企業の開発担当者との交流も可能で、両手取引が進む可能性が広がります。

今後の展望


「物件会議」の展開は年内に大阪と東京に及ぶ予定です。また、AIを利用して自社の物件情報に合った買い手を推奨する機能の追加も計画されています。これにより、業界の効率化と生産性の向上が期待されます。

物件会議株式会社の概要


物件会議の運営を行う「物件会議株式会社」は、2018年に設立され、名古屋市中区に本社を構えています。代表の石川倉三氏は、業界の課題を解決するためにこのプラットフォームを立ち上げたといいます。

「物件会議」の登場により、不動産業界に新たな風が吹き込まれようとしています。情報のオープン化が進むことで、より円滑な取引が実現し、売り手・買い手双方の満足度も向上することが期待されます。情報収集の効率化やネットワークの拡充により、業界全体が活性化していくことを心から願っています。

会社情報

会社名
物件会議株式会社
住所
愛知県名古屋市中区富士見町3-29太田垣ビル
電話番号
052-322-1223

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